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SE(システムエンジニア)におすすめの資格10選-目指すキャリアごとにご紹介!

SE(システムエンジニア)におすすめの資格10選を目指すキャリアごとにご紹介!

更新日:2024/02/02

SEに必須の資格はありませんが、資格を持っていることで有利になることはあります。

しかし、持っていた方がいい資格は目指すキャリアによって異なります。

今回は「SE全般」「ITエンジニアのスペシャリストを目指す人」「マネージャーを目指す人」それぞれにおすすめの資格を計10選ご紹介します。

初心者から上級者まで、幅広いレベルで役立つ内容になっていますので、ぜひ参考にしてください。

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目次

  1. SE(システムエンジニア)に資格取得は必須ではない
  2. SE(システムエンジニア)全般におすすめの資格4選
  3. ITエンジニアのスペシャリストを目指す人におすすめの資格4選
  4. マネージャーを目指す人におすすめの資格2選

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この記事で言いたいこと

・SEに必須の資格はない
・「SE全般」「ITエンジニアのスペシャリストを目指す人」「マネージャーを目指す人」それぞれにおすすめの資格を紹介

SE(システムエンジニア)に資格取得は必須ではない

資格って必要?

SE(システムエンジニア)になるために必須の資格はありません。実際に資格を持たずに活躍しているSEの方も少なくありません。しかし、SEとして働くうえで有利になる資格はいくつかあります。キャリアアップや昇給を目指すのであれば、資格取得は有効な手段の一つです。

SE(システムエンジニア)全般におすすめの資格4選

SE全般向け資格

これからSEを目指す人、SEとして働く人全般におすすめできる資格は以下の通りです。

・ITパスポート(Iパス)
・基本情報技術者試験(FE)
・応用情報技術者試験(AP)
・マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)

ITパスポート(Iパス)

ITパスポートは情報処理の促進に関する法律に基づく国家資格で、情報処理技術者試験の中で最も易しい試験です。ITを活用するすべての人が対象となり、基礎的な内容ながらも、多くの企業で活用されています。

試験内容は基本的なIT知識からシステム関連、技術関連、開発関連、マネジメント関連、ビジネス関連、戦略関連など、IT業界の幅広い分野について問われるものです。合格率は50%と、国家資格の中では高く、試験も基礎的な内容がほとんどのため、取得難易度はそこまで高くありません。

参考:【ITパスポート試験】情報処理推進機構

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資格名ITパスポート試験
運営会社IPA(情報処理推進機構)
受験料7,500円(税込)
合格率50.3%(2023年)
目安勉強時間100~180時間程度

基本情報技術者試験(FE)

基本情報技術者試験は情報処理の促進に関する法律に基づく国家資格で、情報処理技術者試験の中でITパスポートに次ぐ難易度の試験です。本試験はエンジニアの登竜門ともいわれており、エンジニアとして企業で勤めるにあたって最低限知っておくべき内容が試されます。

基本情報技術者試験を合格することで、「上長の助けがあれば仕事ができる」というレベルに位置づけられます。合格率は30~40%ほどと、ITパスポートに比べると難易度が高くなっていますが、それでも国家資格の中では取得しやすいレベルだといえるでしょう。

参考:基本情報技術者試験 | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

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資格名基本情報技術者試験(FE)
運営会社IPA(情報処理推進機構)
受験料7,500円(税込)
合格率47.1%(2023年)
目安勉強時間100~200時間程度

応用情報技術者試験(AP)

応用情報技術者試験は情報処理の促進に関する法律に基づく国家資格で、情報処理技術者試験の中で2番目に難易度の高い試験です。基本情報技術者試験よりも専門的な内容となっており、ワンランク上のエンジニアを目指す人には特におすすめの資格となっています。

基本情報技術者試験では「上長の助けがあれば」という助けがある前提でしたが、応用情報技術者試験では「一人でも仕事ができる」レベルに位置づけられます。合格率は20%前半と、国家資格の中では平均的なレベルです。

参考:応用情報技術者試験 | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

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資格名応用情報技術者試験(AP)
運営会社IPA(情報処理推進機構)
受験料7,500円(税込)
合格率21.9%(2023年)
目安勉強時間200~500時間程度

マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)

マイクロソフトオフィススペシャリストはこれまでご紹介した資格とは少し異なり、Officeソフトの操作技能を測る資格です。DX化が進み、多くの企業や現場で様々なツールが導入されていますが、そんな中でもExcelやWordをはじめとしたOfficeソフトはいまだに現役で使用されています。そのため、どの現場に入っても汎用的に活用できるPCスキルとして人気の資格となっています。難易度はITパスポートと同様か、少し易しいくらいのため、取得しやすい資格だといえるでしょう。

参考:MOS公式サイト-マイクロソフト オフィス スペシャリスト

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資格名マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
運営会社株式会社オデッセイコミュニケーションズ
受験料10,780円(税込)
合格率一般:約80% 上級:約60%
目安勉強時間一般:20~80時間程度、上級:50~80時間程度

ITエンジニアのスペシャリストを目指す人におすすめの資格4選

スペシャリスト向け資格

SEとしての技術力を高め、ITエンジニアのスペシャリストを目指す人におすすめの資格は以下の通りです。

・ネットワークスペシャリスト試験(NW)
・データベーススペシャリスト試験(DB)
・エンベデッドシステムスペシャリスト試験(ES)
・システムアーキテクト試験(SA)

ネットワークスペシャリスト試験(NW)

ネットワークスペシャリスト試験は情報処理の促進に関する法律に基づく国家資格で、情報処理技術者試験の中で最も難しいレベルに位置する試験の一つです。ネットワークエンジニアやインフラ系エンジニアとしてネットワークのプロフェッショナルを目指したい人におすすめの資格です。

合格率は14%前後とかなり低いですが、この資格を取得することで、ネットワークエンジニアとしての仕事を部下に指導できるレベルであることが証明できるため、キャリアアップにも役立つでしょう。

参考:ネットワークスペシャリスト試験 | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

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資格名ネットワークスペシャリスト試験(NW)
運営会社IPA(情報処理推進機構)
受験料7,500円(税込)
合格率14.3%(2023年)

データベーススペシャリスト試験(DB)

データベーススペシャリスト試験は情報処理の促進に関する法律に基づく国家資格で、情報処理技術者試験の中で最も難しいレベルに位置する試験の一つです。データベース管理者やインフラ系エンジニアなどビッグデータを扱うようなデータに関するプロフェッショナルを目指したい人におすすめの資格です。

合格率は16%前後とかなり低いですが、本資格はデータエンジニアとして部下に指導できるレベルであることが証明でき、ビッグデータを扱う人材の需要も高まっていることから、非常に価値の高い資格といえるでしょう。

参考:データベーススペシャリスト試験 | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

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資格名データベーススペシャリスト試験(DB)
運営会社IPA(情報処理推進機構)
受験料7,500円(税込)
合格率18.5%(2023年)

エンベデッドシステムスペシャリスト試験(ES)

エンベデッドシステムスペシャリスト試験は情報処理の促進に関する法律に基づく国家資格で、情報処理技術者試験の中で最も難しいレベルに位置する試験の一つです。家電や自動車、医療機器などIoT時代には欠かせないエンベデッドシステムのスペシャリストを目指す方におすすめの資格です。

合格率は17%前後とかなり低いですが、エンベデットシステムエンジニアとして部下に指導できるレベルであることが証明でき、これからの時代における需要の高さも相まって、価値の高い資格といえるでしょう。

参考:エンベデッドシステムスペシャリスト試験 | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

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資格名エンベデッドシステムスペシャリスト試験(ES)
運営会社IPA(情報処理推進機構)
受験料7,500円(税込)
合格率16.6%(2023年)

システムアーキテクト試験(SA)

システムアーキテクト試験は情報処理の促進に関する法律に基づく国家資格で、情報処理技術者試験の中で最も難しいレベルに位置する試験の一つです。システム開発の上流工程を主導し、要件定義や設計を行う上級エンジニアを目指す方にはおすすめの資格です。

合格率は13%前後とかなり低いですが、システムアーキテクトとして部下に指導できるレベルであることを証明でき、DX推進によって今後もシステムと経営の結びつきは強くなることが予想されることからも、価値の高い資格といえるでしょう。

参考:システムアーキテクト試験 | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

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資格名システムアーキテクト試験(SA)
運営会社IPA(情報処理推進機構)
受験料7,500円(税込)
合格率15.8%(2023年)

マネージャーを目指す人におすすめの資格2選

マネージャー向け資格

PMOやPMといったマネージャー職を目指す人におすすめの資格は以下の通りです。

・PMP®(プロジェクトマネジメントプロフェッショナル)
・プロジェクトマネージャ試験(PM)

PMP®(プロジェクトマネジメントプロフェッショナル)

PMP®(プロジェクトマネジメントプロフェッショナル)とは、PMI(プロジェクトマネジメント協会)本部が認定している、プロジェクトマネジメントに関する国家資格です。法的な資格・免許ではないものの、専門的な知識が身についていることを証明できる資格となっています。PMに関する資格の中でもデファクト・スタンダード(事実上の標準)として広く認知されており、非常に価値のある資格といえるでしょう。

参考:PMP®資格について | 一般社団法人 PMI日本支部

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資格名PMP®(プロジェクトマネジメントプロフェッショナル)
運営会社一般社団法人PMI 日本支部
受験料PMI会員:405ドル PMI非会員:555ドル
合格率不明

プロジェクトマネージャ試験(PM)

プロジェクトマネージャ試験は独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が運営する国家試験「情報処理技術者試験」の中で最高難易度に区分されています。システム開発プロジェクトにおいて、プロジェクトマネジメント業務に携わる人を対象に行われています。

試験内容は、技術面や法務、経営といった幅広い範囲の基本知識や専門知識、プロジェクトマネジメント業務における実例をもとにした目的設定や実施方法についてなどの内容が出題されます。試験の合格率は毎年14%前後となっており、非常に難易度の高い試験となっていますが、裏を返せば本資格を持っていることで高い技能や知識を持っていることが証明できるでしょう。

参考:プロジェクトマネージャ試験 | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

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資格名プロジェクトマネージャ試験(PM)
運営会社IPA(情報処理推進機構)
受験料7,500円(税込)
合格率13.5%(2023年)

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