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PMOとPMの違いとは?それぞれの役割や業務内容、必要なスキル、おすすめの資格についてもご紹介!

PMOとPMの違いとは?それぞれの役割や業務内容、必要なスキル、取得するべき資格についてもご紹介!

更新日:2023/12/13

PMOとPM、たった一文字の違いですが、その役割には大きな違いがあるのをご存じですか。

PMOは【プロジェクトマネジメントオフィス】、PMは【プロジェクトマネージャー】の略称です。どちらもプロジェクト管理に携わる職種であり、相互に関わりのある立場でもありますが、役割や業務内容、必要となるスキルには大きな違いがあります。

今回はそんなPMOとPMの違いについて詳しく解説していきます。

目次

  1. PMO・PMそれぞれの立ち位置
  2. PMOとPMのキャリアパスの違い
  3. NEWINGSではPMOとして一緒に働いていただける方を募集中!

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この記事で言いたいこと

・PMはプロジェクトの責任者、PMOはPMの支援を行う
・PMOの役割は「アドミニストレーター」「エキスパート」「マネージャー」の3つに大きく分けられる
・PMO、PMともに現場の知識やコミュニケーション能力は必須
・PMO、PMともにPMP®は有効な資格である
・DX推進の流れもあり、PMO、PMともに市場価値が高くなっている

PMO・PMそれぞれの立ち位置

PMOとPMの立ち位置

PMOとPMはどちらもプロジェクトを管理するという点においては似ていますが、その役割は大きく異なります。

PMOはプロジェクトマネジメントオフィスの略称で、PMの支援が主な役割となります。それに対しPMはプロジェクトマネージャーの略称で、プロジェクトの責任者という役割があります。体制図で見るとPMOはPMの下、もしくは横に位置するのが一般的です。

ここからはそれぞれの役職について詳しく解説していきます。

PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)とは?

PMOの役割・業務内容

PMOはPMの下、もしくは横の立ち位置で、PMが手の回らない領域をサポートする役割を担います。PMOの役割は非常に多岐にわたりますが、大きく3つに分けることができます。

・PMOアドミニストレーター
・PMOエキスパート
・PMOマネージャー

参考:日本PMO協会

PMOアドミニストレーター
PMO事務とも呼ばれ、データ収集や資料作成、メンバーのスケジュール管理などPMOの中でも事務的な業務を担当します。前線に立って引っ張るタイプではなく、縁の下の力持ちとしてプロジェクトが円滑に進むよう裏方として支える役割です。

PMOアドミニストレーターについて詳しく知りたい方は「PMOアドミニストレータとは?その役割や必要なスキル、おすすめの資格をご紹介!」をご覧ください。

PMOエキスパート
プロジェクト環境やルールの策定、改善、標準化などを担当します。人によってルールの認識がズレていると、プロジェクトの進行に支障をきたす可能性があります。そういったズレから生じる品質のばらつきをなくし、標準化する役割を担っているのです。

PMOエキスパートについて詳しく知りたい方は「PMOエキスパートとは?その役割や必要なスキル、おすすめの資格をご紹介!」をご覧ください。

PMOマネージャー
その名の通りPMOメンバーを統括するいわば管理者的な存在となります。PMOメンバーの組織設計や計画の策定、勤怠管理から教育なども担当します。PMOメンバーがプロジェクトをスムーズに進行できるよう、PMO全体を管理・監督するのがPMOマネージャーの役割といえるでしょう。

PMOに必要な能力・スキル

スキル

PMOに必要な能力・スキルは以下の通りです。

・現場での実務経験
・文書作成能力
・コミュニケーション能力

現場での実務経験

PMOはPMと比べて現場に近い存在のため、実務経験を求められることが多いです。例えばシステム開発のプロジェクトであれば、ITの知識やエンジニアとしての実務経験などがあると、PMOの業務にも役立ちます。

文書作成能力

PMOは計画書や報告書など様々なドキュメントを作成するため、文書作成能力も必要になります。最低限、WordやPowerPointなどを使って伝わりやすい資料が作れる必要があるでしょう。

コミュニケーション能力

PMOはクライアントやPM、開発現場と様々なメンバーとのコミュニケーションの機会があります。滞りなくプロジェクトを進めるためにもコミュニケーション能力は必須です。

PMOにおすすめの資格

資格

PMOになるために必要な資格はありません。しかし、持っていることで役立つ資格はいくつかあります。PMOが持っていた方がいい資格は以下の通りです。

・プロジェクトマネジメント・アソシエイト™認定資格
・PMOスペシャリスト™認定資格
・PMP®(プロジェクトマネジメントプロフェッショナル)

プロジェクトマネジメント・アソシエイト™認定資格(NPMO認定PJM-A™)

プロジェクトマネジメント・アソシエイト™認定資格は一般社団法人日本PMO協会が認定している資格です。プロジェクト管理業務を行うにあたっての基本的な知識が問われる試験で、PMOやPMを目指す人は取っておくべき資格といえます。資格取得に際する勉強や資格試験のすべてがオンラインで完結します。

参考:プロジェクトマネジメント・アソシエイト™認定資格(NPMO認定PJM-A™)

PMOスペシャリスト(★)™認定資格(NPMO認定PMO-S(★)™)

PMOスペシャリスト(★)™認定資格(NPMO認定PMO-S(★)™)も一般社団法人日本PMO協会が認定している資格の一つです。前項のプロジェクトマネジメント・アソシエイト™認定資格はプロジェクトの管理業務全般に関する資格でしたが、本資格はPMOに特化した内容となっています。

こちらの資格はランクアップ制度があり、★が増えるほど専門性が高くなります。2023年11月末時点で★2ランクまでが用意されていますが、★3ランクも策定中のようです。★1ランクではPMOの基礎的知識が問われる試験、★2ランクではPMOの知識に加えて技術的な内容を含めたより実践重視の試験となっています。

参考:【認定資格】PMOスペシャリスト認定資格 - 日本PMO協会|NPMO

PMP ®(プロジェクトマネジメントプロフェッショナル)

PMP®とはPMI(プロジェクトマネジメント協会)本部が認定している、プロジェクトマネジメントに関する国家資格です。法的な資格・免許ではないものの、専門的な知識が身についていることを証明できる資格となっています。PMに関する資格の中でもデファクト・スタンダード(事実上の標準)として広く認知されており、非常に価値のある資格といえるでしょう。

参考:PMP ®(プロジェクトマネジメントプロフェッショナル)

PM(プロジェクトマネージャー)とは?

PMの役割・業務内容

プロジェクトマネージャーとは、そのプロジェクトの総責任者です。具体的な内容は以下の通りです。

・プロジェクトの目的策定
・チームの結成
・プロジェクト全体の管理

プロジェクトの目的策定

PMはクライアントからヒアリングをし、求められる成果を出すために必要なプロジェクトの目的策定を行います。この目的はプロジェクトを進めるうえで柱となる部分なので、非常に重要な役割といえるでしょう。プロジェクトの方向性がずれてしまった場合、この目的に沿って軌道修正するのもPMの役割です。

チームの結成

次に、プロジェクトの目的を達成するためのチームを結成します。プロジェクト内容から適性の高いメンバーが誰なのかを判断しアサインする必要があります。また、社員だけでは対応できない場合、外注も検討しなくてはなりません。外注先の対応範囲や実績などから、プロジェクトに適しているかを判断します。これらの人材を最大限のコストパフォーマンスで集め、チームを結成するのもPMの重要な役割の一つです。

プロジェクト全体の管理

PMの最大であり、最も重要な仕事はプロジェクトの目的達成です。そのために必要な管理業務全般がPMの仕事となります。プロジェクトによっては、実際の進行管理をPL(プロジェクトリーダー)や前述したPMO(プロジェクトマネジメントオフィス)が行うこともありますが、PL、PMOの管理もPMの業務範囲です。プロジェクト全体を俯瞰して、計画からズレていないか、トラブルは起こっていないか、当初の目的に沿った成果が達成できるかといった点を管理するのがPMの役割なのです。

PMに必要な能力・スキル

スキル

PMに必要なスキル・能力は以下の通りです。

・現場知識
・コミュニケーション能力
・管理能力

現場知識

PMはプロジェクト全体を把握しておく必要があるため、現場の状況把握、トラブル時の適切な判断のためにも現場知識は持っていた方がいいでしょう。プロジェクトのスムーズな進行にも役立つはずです。

コミュニケーション能力

プロジェクトが失敗するとき、その原因で最も多いのが情報共有不足によるものです。

クライアントやプロジェクトメンバーとの意思疎通がうまくできておらず、小さなずれから大きなほころびへとつながってしまうことがあります。こういった事態を防ぐためにも、プロジェクトを管理するPMがしっかりと関係各所とコミュニケーションをとることが重要です。

プロジェクトに関わる人たちが円滑にコミュニケーションを図れるよう立ち回ることで、PMとしての信頼も勝ち取ることができるでしょう。

管理能力

基本的にプロジェクトは「Quality(品質)」「Cost(コスト)」「Delivery(納期)」の中で優先度を決めて進めていきます。PMにはこれらを適切に管理する能力が求められます。優先度の高い項目を意識しながら、各所と調整して他の項目ともうまくバランスを取っていく必要があるのです。

PMにおすすめの資格

資格

PMになるにあたって取得しなくてはならない資格はありません。しかし、自身に付加価値を付けるためにも以下の資格取得をおすすめします。

・プロジェクトマネージャ試験
・PMP ®(プロジェクトマネジメントプロフェッショナル)

プロジェクトマネージャ試験

プロジェクトマネージャ試験は独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が運営する国家試験「情報処理技術者試験」の中で最高難易度に区分されています。システム開発プロジェクトにおいて、プロジェクトマネジメント業務に携わる人を対象に行われています。

試験内容は、技術面や法務、経営といった幅広い範囲の基本知識や専門知識、プロジェクトマネジメント業務における実例をもとにした目的設定や実施方法についてなどの内容が出題されます。試験の合格率は毎年14%前後となっており、非常に難易度の高い試験となっていますが、裏を返せば本資格を持っていることで高い技能や知識を持っていることが証明できるため、今後PMとして働いていく人にとってはおすすめの資格といえるでしょう。

参考:プロジェクトマネージャ試験

PMP ®(プロジェクトマネジメントプロフェッショナル)

PMOでもご紹介したPMP®はPMにもおすすめの資格となります。PMP®とはPMI(プロジェクトマネジメント協会)本部が認定している、プロジェクトマネジメントに関する国家資格です。法的な資格・免許ではないものの、専門的な知識が身についていることを証明できる資格となっています。PMに関する資格の中でもデファクト・スタンダード(事実上の標準)として広く認知されており、非常に価値のある資格といえるでしょう。

参考:PMP ®(プロジェクトマネジメントプロフェッショナル)

PMOとPMのキャリアパスの違い

キャリア

PMOのキャリアパス

PMOとして経験を積んだ後のキャリアパスとしては、以下のような選択肢が考えられます。

・社内での昇進を目指す
・コンサルタントになる
・事業会社の社内PMOを目指す
・起業して独立する(フリーランス)
etc.

どれもPMOとして培った経験が役立つものばかりですので、仕事内容や給与、自由度などの観点から好きな道が目指せます。

PMのキャリアパス

PMとしての経験を積んだ後のキャリアパスとしては、以下のような選択肢が考えられます。

・社内での昇進を目指す
・コンサルタントになる
・PMOになる
etc.

PMは目的達成への高い志向を持ち、汎用的な知識やスキルも身についていることから、市場価値は高いといえるでしょう。

共通する将来性

PMO、PMともにプロジェクトを遂行するという仕事がなくならない限り、その知識やスキルが腐ることはありません。高いスキルや豊富な知識が求められるため、求人量に対してPMOやPMの人口が足りていない現状もあります。さらに、近年はDX推進の動きも強くなっているため、需要はむしろ増えることが予想されるでしょう。

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この記事の監修

NEWINGS株式会社
所在地:東京都中央区築地3丁目1番12号 フィル・パーク TOKYO GINZA Shintomi Lab. 7階
設立:2015年2月6日
電話:03-6274-8725
HP:https://new-ings.co.jp/

2015年に創業してから、PMO支援やシステムコンサルティング、システム開発支援など幅広いIT事業を手掛けています。特にPMO支援には注力しており、開発経験を持ったPMOがPMのサポート役として業務支援やマネジメントを行っています。今までの経験を活かし、同じくIT業界で働く人に役立つ情報を発信しています。