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ITコンサルタントとは?仕事内容・必要スキル・資格・年収・なり方を解説

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更新日:2025/09/12

ITコンサルタントの仕事内容やシステムエンジニアとの違い、必要スキル・資格、平均年収やなり方をわかりやすく解説します。

目次

  1. はじめに
  2. NEWINGSでは一緒に働く仲間を募集中です!
  3. この記事で言いたいこと
  4. ITコンサルタントとは
  5. ITコンサルタントとシステムエンジニアの4つの違い
  6. ITコンサルタントに求められるスキル5選
  7. ITコンサルタントになるためにおすすめの資格5選
  8. ITコンサルタントの年収
  9. ITコンサルタントになる方法
  10. ITコンサルタントは将来性とやりがいのある職種
  11. NEWINGSではPMOとして一緒に働いていただける方を募集中!

はじめに

DX推進が企業成長のカギとなる今、注目を集めているのがITコンサルタントです。経営課題の発見から戦略立案、システム導入の支援まで幅広く関わる専門職であり、IT知識とビジネス理解の両方が求められます。

本記事では、ITコンサルタントの仕事内容やシステムエンジニアとの違い、必要なスキルや資格、年収、なり方までを解説します。

NEWINGSでは一緒に働く仲間を募集中です!

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NEWINGSでは、PMOマネジャーを含め、PMOやSEを募集中です。

SEの経験が浅い方が現場で活躍したり、SEのみの経験からPMOへとキャリアアップした方もいます。
ご興味のある方はぜひ一度、募集要項をご覧いただけますと幸いです。
募集要項一覧|NEWINGS株式会社

この記事で言いたいこと

⚫︎ITコンサルタントは単なる技術者ではなく、企業の課題解決をリードする存在
⚫︎キャリア形成には段階的な経験の積み上げが重要
⚫︎需要の拡大と人材不足により、今後も高収入が期待できる職種

ITコンサルタントとは

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ITコンサルタントとは、企業や組織が抱える課題をITを活用して解決に導く専門家です。単にシステムの導入や開発をサポートするだけでなく、経営戦略や業務改善の観点から最適なIT活用方法を提案する点が特徴です。

現代のビジネス環境では、DXの推進が急務となっています。従来の紙中心の業務や属人的なプロセスを効率化し、デジタル技術を活用して新しい価値の創造が企業に求められています。そこでITコンサルタントは、経営層と現場の双方に寄り添いながらどのようにITを活用すれば課題を解決できるかを設計し、プロジェクトを成功へ導く橋渡し役を担います。

また、ITコンサルタントは単なる技術者ではなく、ビジネスの全体像を理解することが求められます。経営戦略や業務フローを把握したうえで、ITをどう活かせば利益拡大やコスト削減につながるのかを提案する必要があります。そのため、経営コンサルタント的な視点も持ち合わせている点が特徴です。

ITコンサルタントの業務内容

ITコンサルタントは企業の課題を明確にし、ITを用いた最適な解決策を提示・実行していく役割を担います。ITコンサルタントの主な業務内容を、流れに沿ってお伝えします。

課題のヒアリング・現状分析

ITコンサルタントの業務は、クライアント企業が抱える課題の洗い出しから始まります。経営層や現場担当者へのヒアリングを通じて、現状の業務フローやシステム環境を把握し、問題点を分析します。ここでの調査結果が後の提案の基盤となるため、特に重要な工程です。

IT戦略の立案

現状分析をもとに、企業の経営目標に沿ったIT活用の方向性を策定します。たとえば、売上拡大のためのECサイト構築や、コスト削減を目的としたクラウド移行など、ビジネス戦略と直結する施策を検討します。単なる技術導入ではなく、経営戦略とITをどう結びつけるかがポイントです。

システム導入・開発の支援

提案した戦略を実現するために、必要なシステムの導入や開発をサポートします。ベンダー選定の支援、要件定義の策定、開発プロジェクトの進行管理などを担い、プロジェクト全体を成功へ導く役割を果たします。場合によっては自ら技術的なアドバイスも行います。

業務プロセス改善の提案

システム導入にとどまらず、業務そのものの効率化を提案するのもITコンサルタントの仕事です。たとえば、データ入力の自動化やペーパーレス化による業務効率化などのITを活用して、人がやるべき仕事に集中できる環境を整備します。

導入後の運用サポート・改善

新しいシステムを導入した後も、スムーズに定着できるように運用を支援します。利用マニュアルの整備、社員研修の実施、トラブル対応などを通じて、長期的な活用をサポートします。さらに、利用状況をモニタリングし、改善点をフィードバックして継続的にアップデートしていきます。

PM・PMO業務

PM(プロジェクトマネージャー)はプロジェクトの進行をリードする役割、PMO(Project Management Office)はPMを補佐し、プロジェクトの成功を支える役割です。ITコンサルタントとPM・PMOでは役割が異なりますが、コンサルタントがPM・PMOを兼務することもあります。

ITコンサルタントとシステムエンジニアの4つの違い

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IT分野で活躍する職種の中でも、ITコンサルタントとシステムエンジニアは混同されがちです。しかし、ITコンサルタントとシステムエンジニアの役割や関わる領域には明確な違いがあります。ITコンサルタントとシステムエンジニアに求められる特徴を、それぞれどのような違いがあるのかという視点から解説します。

役割の違い

ITコンサルタントは、経営・業務課題を把握し、解決策を企画・提案する役割を担います。それに対してシステムエンジニアは、実際にシステムを設計・開発して動かす役割を担う点が大きな違いです。


つまり、コンサルタントが何を実現するかを示し、エンジニアがどう実現するかを形にすると言えます。

視点の違い

ITコンサルタントは経営層や業務部門と密に関わり、ビジネス全体を俯瞰した視点でIT戦略を設計します。そのため、経営課題や業務効率化などの上流工程に軸足があります。

その一方で、システムエンジニアは技術的な専門知識をもとに、要件定義から設計・開発・テストに至るまで、システム開発の実務に深く関わるのが特徴です。

成果物の違い

ITコンサルタントの成果物は、IT戦略書、システム導入計画、業務改善提案書など“企画・提案資料”が中心です。PM・PMOを兼務するなら、計画や企画を実施し、それを成功させることも成果物といえます。

それに対するシステムエンジニアの成果物は、プログラム、設計書、テスト仕様書など“実際に動作するシステムや開発関連文書”となります。
求められるスキルの違い
ITコンサルタントには、論理的思考力、経営知識、コミュニケーション力など、課題解決と提案力が重視されます。

その一方でシステムエンジニアには、プログラミング力、システム設計力、セキュリティやネットワークの知識など、技術的なスキルが求められます。

横にスライドできます ▶︎

ITコンサルタントシステムエンジニア
役割・経営および業務における課題の把握
・解決策の企画および提案
・システム設計および開発
・システム運用
視点経営層や業務部門と密に関わり、ビジネス全体を俯瞰したIT戦略の設計要件定義から設計・開発・テストにいたるまでのシステム開発の実務
成果物・IT戦略書
・システム導入計画
・業務改善提案書
・プログラム
・設計書
・テスト仕様書
スキル課題解決と提案力技術的なスキル

ITコンサルタントに求められるスキル5選

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ITコンサルタントには単なるITの専門知識だけでなく、経営・業務理解やコミュニケーション力などの幅広いスキルが求められます。中でも重要な5つのスキルを紹介します。

論理的思考力

クライアントの課題を整理し、解決に向けた最適な手段を導き出すためには、論理的に物事を考える力が欠かせません。複雑な業務フローやITシステムの課題を分解・整理し、原因と解決策を筋道立てて説明できる能力は、ITコンサルタントの基本スキルといえます。

コミュニケーション力

ITコンサルタントは経営層、現場担当者、エンジニアなど、多様な立場の人々と関わります。そのため、専門用語をかみ砕いてわかりやすく伝える力や、相手の意図を正しく汲み取る力が重要です。クライアントの信頼を得るためには、提案力だけでなく聞く力も求められます。

IT知識・最新技術への理解

クラウド、AI、データ分析、セキュリティなど、最新のIT技術に関する知識は必須です。ITコンサルタントは技術そのものを開発するわけではありません。しかし、技術の特徴や導入メリット・デメリットを理解していなければ、適切な提案はできません。常に情報をキャッチアップし、知識をアップデートしていく姿勢が必要です。

マネジメント力

ITコンサルタントはプロジェクトの全体像を把握し、進捗やリスクを管理する役割も担います。システム導入プロジェクトでは複数の関係者をまとめ、スケジュールを調整し、円滑にプロジェクトを進める力が求められます。リーダーシップや調整力の発揮が、成功のカギとなります。

ビジネス理解・業務知識

ITコンサルタントは、ITをどのように活用するかを踏まえたうえでのビジネスの理解ができる必要があります。業界特有の慣習や業務フローを理解し、それを改善する視点を持たなければ、IT導入は効果を発揮しません。経営戦略や会計、マーケティングといったビジネス領域への理解を深めることも重要です。

ITコンサルタントになるためにおすすめの資格5選

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ITコンサルタントとして活躍するためには、幅広い知識やスキルが求められます。その証明として、資格の取得は大きな強みになります。特におすすめの資格を5つ紹介します。

ITストラテジスト試験(ST)

ITストラテジスト試験とは、IPA(情報処理推進機構)が実施する国家試験のひとつで、ITを経営戦略に結びつける高度な知識が問われます。システム開発の知識に加えて、経営戦略や業務改革を提案する力を評価されるため、ITコンサルタント志望者には最適です。合格すれば、専門性と信頼性を強くアピールできます。

中小企業診断士

中小企業診断士は経営コンサルタントとして唯一の国家資格であり、経営戦略や財務、マーケティングなど幅広いビジネス知識を体系的に学べます。ITの知識と組み合わせることで企業全体を見渡した提案が可能になり、ITコンサルタントとしての強みを高められます。

PMP(Project Management Professional)

PMPとは、プロジェクトマネジメント分野で世界的に認知されている資格です。ITコンサルタントはプロジェクトの進行管理を担うことも多くあります。そのため、計画立案、リスク管理、チームマネジメントなどのスキルを証明できるPMPは大きな武器になります。

情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)

近年、ITコンサルタントにはセキュリティの知識も強く求められています。国家資格である情報処理安全確保支援士は、サイバーセキュリティに関する専門性を証明できます。そのため、クラウド導入やデータ利活用を提案する際の信頼性向上につながります。

基本情報技術者試験(FE)

IT分野の入門資格で、システム開発やネットワーク、データベースなどの基礎知識を学べます。すでに実務経験がある人にはやや初級レベルですが、IT未経験からコンサルタントを目指す人にとっては基礎固めに最適です。

ITコンサルタントの年収

厚生労働省が運営する「職業情報提供サイト(job tag)」によると、ITコンサルタントの平均年収は752.6万円です。これは日本の給与所得者全体の平均年収(約460万円)と比べて約300万円も高く、ITコンサルタントが高度な専門性を必要とする職種であることを示しています。

ITコンサルタントの仕事は、単にシステムを導入するだけではなく、経営課題の抽出から戦略立案、ITを活用した業務改善提案まで幅広く担います。そのため、ITスキルに加えて経営知識やコミュニケーション力、プロジェクトマネジメント力などが総合的に求められます。こうした多面的な能力が評価されることで、平均年収も高水準になっているのです。

【参照】
厚生労働省|職業情報提供サイト(job tag)ITコンサルタント

ITコンサルタントになる方法

ITコンサルタントになるための道はひとつではありません。未経験から挑戦する人もいれば、システムエンジニアからキャリアチェンジする人もいます。これらの2つの方法を詳しく解説していきます。

新卒・未経験から挑戦する

ITコンサルタントには最新のIT知識だけでなく、経営層と対話できるコミュニケーション能力や、業務改善を提案できるビジネス経験が求められます。そのため、新卒や未経験の状態からすぐにITコンサルタントとして第一線で活躍するのは難しいのが現実です。

そのため、まずはIT企業に入社してシステムエンジニアやプロジェクトリーダー、プロジェクトマネージャーとして経験を積むことが一般的です。システム開発の流れやプロジェクト管理を理解することで、後にITコンサルタントとして提案の幅が広がります。

システムエンジニアからキャリアチェンジする

システムエンジニアからITコンサルタントにキャリアチェンジするのは、非常に多いパターンです。求人票でもSE経験者歓迎と記載されることが多く、ITの基礎知識やシステム開発経験は大きな強みになります。

ただし、システムエンジニアとITコンサルタントでは役割が大きく異なります。SEがシステムをどう作るかに焦点を当てるのに対し、ITコンサルタントはITをどう経営課題の解決につなげるかを考えます。つまり、技術者から経営寄りの立場へと視点を切り替える必要があります。このギャップを理解し、経営知識やビジネススキルを積極的に磨いていくことが、キャリアチェンジを成功させる鍵です。

プロジェクトリーダーやPMOを経てコンサルタントに転職する

小規模な案件のプロジェクトリーダーや、大規模プロジェクトのPMOを経て、ITコンサルタントに転職する道もあります。すでにシステムエンジニアとして活躍しているなら、自社案件でプロジェクトリーダーに立候補してみると良いでしょう。また、PMOには未経験歓迎の求人も多く、エンジニア経験を活かして転職したという人も大勢います。

プロジェクトリーダーやPMOはプロジェクト全体を俯瞰し、進行を引っ張っていく役割です。この経験を通してITプロジェクトへの理解がさらに深まり、ITコンサルタントになるための土台ができます。

ITコンサルタントは将来性とやりがいのある職種

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ITコンサルタントは、企業の経営課題をITの力で解決するビジネスとテクノロジーをつなぐ架け橋のような存在です。業務内容は幅広く、課題分析から戦略立案、システム導入、運用改善まで多岐にわたります。そのため、高度なIT知識に加えて、論理的思考力やコミュニケーション力、さらには経営的な視点まで求められる専門性の高い職種です。

「ITの力で企業を変える仕事がしたい」「経営と技術の両方に携わりたい」という人にとって、ITコンサルタントは挑戦する価値のあるキャリアといえるでしょう。

「まだITコンサルタントになれる自信がない」「求人に応募してみたがことごとく落ちてしまった」という方は、まずは今の会社でプロジェクトリーダーを目指したり、PMOへの転職を考えたりするのもいいかもしれません。

NEWINGSではPMOとして一緒に働いていただける方を募集中!

NEWINGSでは、PMOやSEを募集中です。

SEの経験が浅い方が現場で活躍していたり、SEのみの経験からPMOへとキャリアアップしたりした方もいます。

ご興味のある方はぜひ一度、募集要項をご覧いただけますと幸いです。
募集要項一覧|NEWINGS株式会社