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プロジェクトマネジメントに資格は必要?おすすめ資格やメリットを解説

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更新日:2025/10/31

プロジェクトマネジメント資格は、業務に直結する資格と関連資格に分けられます。本記事では、プロジェクトマネジメント資格の種類やメリット、取得時の注意点まで詳しく解説します。資格を活かして次のステップに進みたい方におすすめです。

目次

  1. はじめに
  2. NEWINGSでは一緒に働く仲間を募集中です!
  3. この記事で言いたいこと
  4. プロジェクトマネジメント資格には大きく分けて2種類ある
  5. プロジェクトマネジメントに資格は必要?
  6. プロジェクトマネジメントにおすすめの資格4選
  7. プロジェクトマネジメントの幅を広げる関連資格3選
  8. プロジェクトマネジメントに関する資格を取得するメリット
  9. 資格を取得する際に注意すべきポイント
  10. プロジェクトマネジメント資格を活かして次のステップへ
  11. NEWINGSではPMOとして一緒に働いていただける方を募集中!

はじめに

プロジェクトマネジメント資格は、プロジェクトを成功に導くための知識やスキルを体系的に学べる手段です。資格を取得することで、自分の能力を客観的に証明でき、キャリアの幅を広げられます。

とはいえ、「どの資格が自分に合っているのか」「実務で活かせるのか」と悩んでいる方もいるかもしれません。そのような方に向けて、本記事では代表的な資格の種類や特徴、取得のメリットや注意点、資格を活かしたキャリアの広げ方までをわかりやすく解説します。

プロジェクトマネジメント資格に興味がある方や、キャリアアップ・スキルアップを目指す方にぜひ読んでいただきたい内容です。

NEWINGSでは一緒に働く仲間を募集中です!

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NEWINGSでは、PMOマネジャーを含め、PMOやSEを募集中です。

SEの経験が浅い方が現場で活躍したり、SEのみの経験からPMOへとキャリアアップした方もいます。
ご興味のある方はぜひ一度、募集要項をご覧いただけますと幸いです。
募集要項一覧|NEWINGS株式会社

この記事で言いたいこと

⚫︎プロジェクトマネジメント資格には「業務に直結する資格」と「関連資格」がある
⚫︎プロジェクトマネジメント資格は必須ではないがメリットが多い
⚫︎プロジェクトマネジメント資格は自分に合った資格を選ぶことが重要

プロジェクトマネジメント資格には大きく分けて2種類ある

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プロジェクトマネジメントに関する資格は、大きく分けて「業務に直結する資格」と「直接は結びつかないが役立つ資格」の2種類があります。それぞれが持つ役割や価値は異なり、自分のキャリアプランやスキルアップの方向性によって、どちらを選ぶかが変わってきます。

まず、業務に直結する資格はリーダーとしての信頼性を高められるだけでなく、プロジェクトを成功に導くために必要な一連のプロセスを体系的に学べます。

将来的にPM(プロジェクトマネージャー)やPMO(プロジェクトマネジメントオフィス)といった役職を目指すのであれば、このタイプの資格がキャリア形成を強力に後押ししてくれるでしょう。

一方で、直結はしないものの役立つ資格は、プロジェクトマネジメントに特化してはいないものの、IT戦略、業務改善、情報処理といった周辺領域のスキルを習得できます。これらの資格は他の職種でも活かせるため、キャリアの選択肢を広げたい方にもおすすめです。

このように、直結する資格と関連資格の両方を理解しておくことで、自分に合った学び方やキャリアの方向性を見極めやすくなります。

プロジェクトマネジメントに資格は必要?

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プロジェクトマネジメントの資格は、必ずしも取得しなければならないものではありません。

現場で豊富な実務経験を積み、自然にマネジメントスキルを身につけて成果を出している人も数多く存在します。そのため、資格を持っていなくてもPMとして活躍することは十分可能です。

とはいえ、資格を取得することで得られるメリットは多くあります。独学だけでは学べない知識を習得できるほか、資格は客観的なスキルの証明にもなります。

特に大規模案件や国際的なプロジェクトでは、資格を持っていることが条件として求められるケースもあるため、キャリアの選択肢を広げるうえでも役立ちます。

資格は「必須ではないものの、持っていることで大きなアドバンテージになる」存在です。今後キャリアアップを目指す方や、より専門性を強化したい人にとっては、取得を検討する価値が十分にあるといえるでしょう。

プロジェクトマネジメントにおすすめの資格4選

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プロジェクトマネジメントに関する資格は数多く存在しますが、その中でも実務に直結し、評価やキャリアアップにつながりやすい資格は限られています。ここでは、国内外で高く評価されている代表的な4つの資格を紹介します。

プロジェクトマネージャ試験 (PM)

プロジェクトマネージャ試験は、IPA(情報処理推進機構)が毎年秋に実施する国家資格で、情報処理技術者試験の中でも最上位レベルに位置づけられています。

試験では、プロジェクト計画の立案、進捗・品質・リスクの管理、リソース確保、さらには経営に関する知識まで幅広く問われます。合格率が低い難関資格ですが、取得後は人事評価や営業活動など幅広い場面で強力なアピール材料となります。

特に、国内で確かな実績を持ちたい方や、リーダーとしての信頼性を高めたい方におすすめです。

参考:https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/pm.html

PMP®資格試験

PMP®資格試験は、アメリカのPMI(Project Management Institute)が主催する国際的に認知度の高い民間資格です。

受験には3年以上の実務経験が必要で、実務者向けの実践的な試験内容です。特に多文化チームや海外との協業が多いプロジェクトで活躍するための国際的なスキル証明として有効です。資格は3年ごとの更新制のため、常に最新の知識をアップデートする必要があります。

グローバルにキャリアを広げたい人や、外資系企業での活躍を目指す方におすすめです。

参考:https://www.pmi-japan.org/pmp_license/pmp/

P2M資格試験

P2M資格試験は、日本プロジェクトマネジメント協会が主催する民間資格で、日本発の「プログラム&プロジェクトマネジメント」を体系化した試験です。

プロジェクトマネジメントの実践的な応用力が証明できる資格のため、IT業界だけでなく製造業や建設業でも広く活用されています。P2M資格は、実務レベルに応じて「PMC資格試験」「PMSプログラム資格試験」「PMS資格試験」「PMR資格試験」の4種類が用意されています。

入門から着実にスキルを積み上げたい方や、複数案件を同時に扱うマネジメント力を身につけたい方におすすめです。

参考:https://www.pmaj.or.jp/p2m/exam/about_p2m_exam.html

PMOスペシャリスト™認定資格

PMOスペシャリスト™認定資格は、日本PMO協会(NPMO)が実施する資格です。

基礎知識が問われる「PMOスペシャリスト(★)™」と、知識と技術が問われる「PMOスペシャリスト(★★)™」に分かれています。知識・技術・経験が問われる「PMOスペシャリスト(★★★)™」は現在策定中で、今後追加される予定です。プロジェクトマネージャ試験やPMPなどを取得した後のステップアップとして挑戦する流れが一般的です。

PMOとしての専門性を客観的に示せるため、PMOに特化したキャリアを目指す方や、プロジェクト全体のサポート・推進役として専門性を高めたい方におすすめです。

参考:https://www.npmo.org/pmo-s-series/

プロジェクトマネジメントの幅を広げる関連資格3選

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プロジェクトマネジメントに直結する資格だけでなく、関連する知識やスキルを身につけることで、より幅広く活躍できるようになります。ここでは、経営戦略やITスキルの理解を深め、プロジェクト運営に役立つ3つの資格を紹介します。

ITストラテジスト試験

ITストラテジスト試験は、IPA(情報処理推進機構)が実施する国家資格です。ITを活用した経営戦略の策定や業務改革、マネジメントスキルが問われます。

経営視点を持ったプロジェクト運営ができることを示す資格で、クライアントとの合意形成やシステム開発の方向性を明確にする際に役立ちます。平均合格率は15%ほどと難易度は高めですが、経営や事業の知識を補強するには最適です。

プロジェクトマネジメントに加えて、経営視点やIT戦略の知識を身につけたい方におすすめです。

参考:https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/st.html

ITコーディネータ試験

ITコーディネータ試験は、特定非営利活動法人ITコーディネータ協会が実施する民間資格です。

ITを活用した経営革新や業務改革などの「IT経営」を実現するスキルを認定します。プロジェクトにおける経営視点を補完し、クライアントの課題解決や組織改革に貢献できる能力を身につけられます。

ITを活用した経営や、業務改革に関わるプロジェクトで力を発揮したい方におすすめです。

参考:https://itc-shikaku.itc.or.jp/exam/

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、IPAが実施する国家資格で、ITエンジニアの登竜門と呼ばれている資格です。

IT業務に必要な基礎知識が幅広く問われるため、PMを目指す方が開発知識や情報技術の活用方法を学ぶ際に適しています。上位資格として応用情報技術者やITストラテジスト試験、プロジェクトマネージャ試験などもあり、キャリアに合わせてステップアップ可能です。

開発やIT基礎知識を補強して、プロジェクトマネジメントに活かしたい方におすすめの資格です。

参考:https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/fe.html

プロジェクトマネジメントに関する資格を取得するメリット

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プロジェクトマネジメントに関する資格を取得することで、さまざまなメリットが期待できます。主なメリットを3つ紹介します。

知識やスキルを客観的に証明できる

プロジェクトマネジメントに関する資格を持つことで、自分が習得した知識やスキルを客観的に示せます。

たとえば、計画策定、予算管理、リスクマネジメント、チーム運営など、幅広い分野での能力を証明できるため、PMとしての適性を社内外にアピールできます。

また、難易度の高い資格に合格することで「挑戦して合格した優秀な人材」という評価を得やすくなり、採用や昇進、営業活動の場面でも説得力が増す点もメリットです。資格を持っていることで、経験年数だけでは伝えきれない実力や信頼性を示せるでしょう。

プロジェクトマネジメントのスキルを体系的に学べる

資格取得の過程では、プロジェクトマネジメントの理論や手法を体系的に学べます。

計画立案、進捗管理、リスク対応、組織統率など、実務で必要な知識を一通り体系的に習得できるため、経験に偏らずバランスの取れたスキルを身につけられます。そのため、マネジメント力のほか、課題分析能力、臨機応変に対応する力も学べる点がメリットです。

さらに、資格学習を通じて最新のマネジメント手法や業界標準の知識にも触れられるため、変化の速いIT業界や多様なプロジェクト環境でも対応力を発揮できるようになります。

キャリアアップや年収アップの可能性が広がる

資格の取得は自分のスキルや経験を客観的に示す手段となるため、キャリアアップや年収アップにつながりやすくなります。

PMP®やプロジェクトマネージャ試験などの資格は、単なる知識証明にとどまらず、実務経験と理論を兼ね備えた能力の証拠として評価される点がメリットです。

資格を取得していることにより、大規模プロジェクトの担当や重要案件の任命、昇進の機会が増えるほか、企業内だけでなく転職市場での競争力も高まります。資格は単なる「証明」だけではなく、次のステップに進むための有効な武器にもなるでしょう。

資格を取得する際に注意すべきポイント

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プロジェクトマネジメントに関する資格を取得する際は、メリットだけでなく注意すべきポイントもいくつか存在します。中でも気をつけたいポイントを2つ紹介します。

資格よりも実務経験を重視する

資格は知識や理論を学ぶ手段ですが、実務経験を補完するものにすぎません。

実際のプロジェクトでは、メンバー調整、顧客対応、予算変更など、予測できない課題が次々と発生します。資格だけではこれらのスキルは保証されません。

資格取得と並行して実務経験を積むことで、理論と現場を結びつけ、応用力の高い人材として成長できます。学んだ知識をどう現場で活かすかを意識することが重要です。

キャリアや評価につながる資格を選ぶ

プロジェクトマネジメントの資格は数多くありますが、自分の目的やキャリアに合ったものを選ぶことが大切です。

資格を取得しても実務や評価に役立たない資格では意味が薄くなります。将来のキャリアプランや担当したいプロジェクトの種類、企業での評価基準を考慮し、実務で活用できる資格を選びましょう。

複数の資格を戦略的に組み合わせることで、自身の専門性や価値をさらに高めることも可能です。

プロジェクトマネジメント資格を活かして次のステップへ

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プロジェクトマネジメントの資格は必須ではないものの、取得することでマネジメントスキルを体系的に学べたり、キャリアの幅を広げたりとさまざまなメリットがあります。

大切なのは、自分に合った資格を選び、実務を意識して学習することです。資格を取得しただけで終わらせず、現場での経験を通して知識やスキルを実践で活かすことで、プロジェクトマネジメント能力をさらに磨けます。

そして、取得した資格や経験は、PMOへのキャリアアップや新たな挑戦への強力なステップになります。資格の取得はスキルの向上だけでなく、今後の自信につながるはずです。

プロジェクトマネジメント資格取得の経験を活かして、次の一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

NEWINGSではPMOとして一緒に働いていただける方を募集中!

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NEWINGSでは、PMOやSEを募集中です。

SEの経験が浅い方が現場で活躍していたり、SEのみの経験からPMOへとキャリアアップしたりした方もいます。

ご興味のある方はぜひ一度、募集要項をご覧いただけますと幸いです。
募集要項一覧|NEWINGS株式会社