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PMOで稼ぎたい人必見!平均年収が500万を超える理由と未経験からのキャリア戦略

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更新日:2025/06/27

PMOの平均年収は500万円ほどと高水準で、IT需要の拡大や人材不足から、将来性も高いです。本記事ではPMOを目指す方法やPMOとして年収を上げる方法、必要スキルを詳しく解説。SEからキャリアアップを目指す方にもおすすめの記事です。

目次

  1. はじめに
  2. NEWINGSでは一緒に働く仲間を募集中です!
  3. この記事で言いたいこと
  4. PMOの平均年収は500万円超えと高水準
  5. PMOの種類
  6. PMOの年収アップに欠かせない7つのスキル
  7. PMOになる、PMOとして年収を上げる5つの方法
  8. SEからPMOを目指すなら転職がおすすめ
  9. NEWINGSではPMOとして一緒に働いていただける方を募集中!

はじめに

エンジニアのキャリアパスにはいくつかの方向性がありますが、その中でも注目されているのがPMO(プロジェクト・マネジメント・オフィス)という職種です。PMOは、プロジェクトの進行を支える専門職であり、品質・コスト・スケジュールの管理を通じて、成功を裏側から支える存在です。

「このままSEとしてのキャリアを続けていていいのだろうか」「もっと上流の工程に関わってみたい」。そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、PMOの年収水準や将来性、職種の種類やスキルアップの方法まで、まとめて解説しています。SEからのキャリアチェンジを検討している方、今後の働き方に迷っている方は、ぜひ最後までお読みください。

NEWINGSでは一緒に働く仲間を募集中です!

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NEWINGSでは、PMOマネジャーを含め、PMOやSEを募集中です。

SEの経験が浅い方が現場で活躍したり、SEのみの経験からPMOへとキャリアアップした方もいます。
ご興味のある方はぜひ一度、募集要項をご覧いただけますと幸いです。
募集要項一覧|NEWINGS株式会社

この記事で言いたいこと

⚫︎PMOの平均年収は500万円超えと、エンジニア全体より高水準
⚫︎PMOは3種類に分けられ、上位職へのキャリアアップで着実に年収アップを目指せる
⚫︎PMOからPMへのキャリアアップで年収が200万円以上あがることも

PMOの平均年収は500万円超えと高水準

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出典:PMOの平均年収・給料の統計 | 収入を上げる転職のコツも紹介

求人サイトを運営するレバテックキャリアの調査によると、PMO(プロジェクト・マネジメント・オフィス)の平均年収は約519万円です。

職種としては事務職寄りの側面を持ちながらも、プロジェクト全体の成功に大きく関わる重要なポジションであるため、一定水準以上の年収が期待できます。また、所属する企業の業種や規模、本人のスキル・経験によっては、これより高い年収を得ているPMOも多く存在します。

特にIT業界では、プロジェクトの複雑化・大規模化によりPMOの役割が重視されるようになりました。年収水準も、今後さらに上昇する可能性があります。

PMの平均年収は750万~800万円

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出典:プロジェクトマネージャーの平均年収は?年収アップの方法も解説

同じくレバテックキャリアの調査によると、PMOの上位職にあたるPM(プロジェクトマネージャー)の平均年収は750万~800万円です。PMOよりも200万円以上高い水準にあります。

これは、プロジェクトの最終責任者として意思決定を担い、スケジュール管理や品質管理、チームマネジメントなど幅広い業務をこなす必要があるためです。

PMOからPMへとキャリアアップすることで、職務の幅は広がりますが、年収も大きく伸びる傾向にあります。将来的に収入アップを目指すなら、PMへのステップアップも視野に入れておきましょう。

PMOの将来性は高い

PMOの将来性は非常に高いといえます。ITを中心としたプロジェクトの増加や、複数プロジェクトを同時に進める企業の増加により、PMOの需要が拡大しているからです。

さらに、DX(デジタルトランスフォーメーション)の流れに伴い、プロジェクトの複雑性が増しています。全体を俯瞰し、プロジェクト運営を支えるPMOの価値は今後ますます高まっていくでしょう。

PMOの将来性が高い理由について、より詳しく知りたい方は、こちらの記事もお読みください。PMOにキャリアチェンジする方法や、年収アップに役立つ経験も紹介しています。

データから見る、PMOの将来性が高い5つの理由|キャリアパスに役立つスキルと経験

PMOの種類

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PMOは、その役割や担う範囲によって3職種に分かれます。ここではPMOの3つの職種、「PMOアドミニストレータ」「PMOマネージャー」「PMOエキスパート」について、それぞれの特徴や業務内容を紹介します。

PMOアドミニストレータ

PMOアドミニストレータは、プロジェクトを円滑に進めるための事務的な支援を担う職種です。プロジェクトマネージャーの補佐として、各種資料の作成やスケジュール管理、会議運営などを通じて、現場の業務を裏から支えます。プロジェクト全体の動きを把握しながら、チーム内外の調整役としても活躍するポジションです。

主な業務内容は次の通りです。

⚫︎プロジェクトデータの収集および更新
⚫︎プロジェクト情報の共有・リマインド
⚫︎会議のコーディネーション
⚫︎書類作成および管理
⚫︎経費処理や勤怠管理などの庶務業務 など

PMOアドミニストレータに求められるスキルや役立つ資格は、こちらの記事で紹介しています。

PMOアドミニストレータとは?その役割や必要なスキル、おすすめの資格をご紹介!

PMOマネージャー

PMOマネージャーは、複数のPMOメンバーを統括し、PMO組織全体のマネジメントを担う役職です。PMO組織の方針策定や予算管理、チーム育成などを通じて、プロジェクト遂行に必要な体制を整えます。プロジェクトマネージャーと密に連携しながら、組織全体のプロジェクト推進力を高める中核的なポジションです。

主な業務内容は次の通りです。

⚫︎PMO組織戦略や計画の立案
⚫︎PMOメンバーの教育および稼働管理
⚫︎プロジェクト環境・ルールの定着と維持
⚫︎パフォーマンスの安定化支援
⚫︎プロジェクト投資や継続の判断支援 など

PMOマネージャーに求められるスキルや役立つ資格は、こちらの記事で紹介しています。

PMOマネジャーとは?その役割や必要なスキル、おすすめの資格をご紹介!

PMOエキスパート

PMOエキスパートは、プロジェクトの品質向上や業務の効率化を目的として、標準ルールや環境の整備を行う職種です。プロジェクトの基盤を作る役割を持ち、全社的な視点から施策を設計・実行していきます。組織全体のプロジェクト成熟度を引き上げる、PMの右腕のような存在です。

主な業務内容は次の通りです。

⚫︎プロジェクトのプロセス策定・標準化
⚫︎社内ルールの文書化と教育
⚫︎意思決定プロセスの最適化
⚫︎情報管理手法の確立と展開
⚫︎ステークホルダーのニーズ把握と満足度向上 など

PMOエキスパートに求められるスキルや役立つ資格は、こちらの記事で紹介しています。

PMOエキスパートとは?その役割や必要なスキル、おすすめの資格をご紹介!

PMOの年収アップに欠かせない7つのスキル

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PMOとして年収を上げていくには、高い専門性と汎用性の両方を備えたスキルが求められます。ここでは年収アップを目指すうえで、特に身につけておきたい7つのスキルを紹介します。

スキル1.システム開発スキル

システム開発スキルとは、プログラミングやインフラ構築、テスト設計など、システム開発に関する知識や経験のことです。実際に開発を行う能力に加え、工程や開発体制の理解も含まれます。

このスキルを持っていることで、PMOとして技術者と同じ視点で会話ができ、プロジェクト全体の流れを的確に把握できます。技術的な課題に対する理解が深まるため、現場との橋渡し役として重宝され、評価にもつながります。

スキル2.資料作成スキル

資料作成スキルとは、プロジェクトの進捗や課題、施策の内容などをわかりやすく文書やスライドにまとめる力です。PowerPointやExcelなどの操作スキルも含まれます。

PMOには、社内外の関係者に情報を正確に、簡潔に伝える能力が必要です。資料が読みやすく整理されていれば、意思決定のスピードが上がり、プロジェクトも円滑に進みます。こうした成果が評価されれば、年収にも反映されやすくなります。

スキル3.コミュニケーション・傾聴力

コミュニケーション・傾聴力とは、自分の意見を伝える力と、相手の話に耳を傾ける姿勢のことです。PMOにおいては、状況把握や信頼関係の構築に欠かせないスキルです。

プロジェクトメンバーやステークホルダーとのやり取りが多いPMOにとって、このスキルは最重要といっても過言ではありません。相手の立場を理解し、適切な対応ができる人材は重宝され、高い評価につながります。

スキル4.問題発見・解決力

問題発見・解決力とは、プロジェクトに潜む課題やリスクを早期に察知し、解決に導く能力です。観察力と分析力、そして柔軟な発想が必要とされます。

このスキルを備えていることで、トラブルの拡大を未然に防ぎ、プロジェクトの成功確率を高められます。安定したプロジェクト運営に貢献できれば、PMOとしての信頼性が増し、給与や報酬にも好影響を与えます。

スキル5.交渉・調整力

交渉・調整力とは、関係者の意見や利害が異なる場面で、合意形成を図りながら最適な落としどころを見つける力です。利害対立を円滑に処理するための対話力や戦略的思考が求められます。

このスキルが高い人は、プロジェクトの混乱を最小限に抑え、関係者全体の満足度を高められます。調整の巧さは目立たないようでいて、プロジェクトの成功を左右する要素のひとつであり、評価にも直結します。

スキル6.AI活用スキル

AI活用スキルとは、ChatGPTやAI分析ツールなどを活用するスキルです。これらのツールを用いて業務を効率化したり、データからインサイトを引き出したりする力を指します。ITリテラシーや最新技術への感度も含まれます。

AIをうまく使いこなすことで、レポート作成やタスクの自動化などにおいて、大幅な時間短縮が可能です。PMOとしての生産性を上げるだけでなく、付加価値の高い仕事に時間を振り向けられるため、スキルとして大きな差別化要因になります。

スキル7.ビジネスレベルの英語力

ビジネスレベルの英語力とは、メールや資料の読み書き、オンライン会議などで支障なくやり取りできる英語力のことです。特に外資系企業やグローバル案件では必須のスキルです。

英語ができれば、情報収集の範囲も広がり、海外チームとの連携もスムーズになります。英語力のあるPMOは希少価値が高く、グローバルプロジェクトへのアサインや高年収ポジションへの転職も狙いやすくなります。

PMOになる、PMOとして年収を上げる5つの方法

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PMOとして年収を上げていくためには、日々の業務に加えて将来を見据えたアクションが欠かせません。ここではスキルアップからキャリアパスの選び方まで、年収向上につながる5つの方法を紹介します。

方法1.スキルや資格を取得する

PMOに必要なスキルを意識的に学び、業務に直結する資格を取得することで、専門性を高めましょう。例えば、プロジェクトマネジメントの基本を学べる「PMP」や、PMOに特化した「PMOスペシャリスト」などがあります。

これにより、自身の能力を客観的に証明できるようになり、社内評価の向上や転職時のアピール材料にもなります。資格取得に向けた学習を通じて、業務の理解も深まります。

地道な努力をいとわず、長期的にキャリアを築いていきたい人におすすめの方法です。

方法2.副業で副収入と実績を得る

副業としてプロジェクト管理の支援や資料作成、ITツール導入支援などを受け持つことで、実務経験と副収入を同時に得られます。近年ではクラウドワークスやココナラなどのプラットフォームを通じて、スキルや特技を活かした案件を受けることも可能です。

本業では経験できない業界やプロジェクトに携わることで、視野もスキルの幅も広がります。また、成果が明確であれば、実績として履歴書やポートフォリオに記載できます。

実務にある程度慣れてきた段階で、さらにスキルを深めたい人や、独立も視野に入れている人に向いています。

方法3.より上位のPMOにキャリアアップする

PMOアドミニストレータからPMOマネージャー、さらにPMOエキスパートへと、段階的に上流の役割に進んでいく方法です。職責が増す分だけ年収も上がっていきます。実際の業務でも、戦略立案やプロセス改善、人材マネジメントといった高難度なタスクが中心になります。

キャリアアップによって、より大きなプロジェクトや重要な意思決定に関わる機会が増えます。責任は重くなりますが、それに見合った報酬と経験が得られるでしょう。

成長意欲が高く、リーダーシップやマネジメントスキルを磨いていきたい人におすすめの道です。

方法4.PMを目指す

PMOとして経験を積んだ後、プロジェクトマネージャー(PM)への転身を目指すのも良いでしょう。PMはプロジェクト全体の責任者として、予算やスケジュール、品質を管理し、チームを統率します。

PMに昇格することで、平均年収も大幅に上がります。750万~800万円を目指すのも夢ではありません。さらに、経営層や顧客と直接やり取りする機会も増えるため、ビジネスパーソンとしての総合力も高まります。

現場経験に自信があり、より大きな裁量と責任を持って働きたい人に向いています。

方法5.給与が高い企業に転職する

同じPMOの仕事でも、企業によって年収には大きな差があります。例えば、ITコンサルティング会社や外資系企業、事業としてPMO組織を運営している企業などです。このような企業はPMOに高い専門性と成果を求める分、給与水準も高く設定されている傾向があります。

このような企業に転職すれば、年収600万円台後半から800万円以上も狙えるでしょう。SEとしての経験を活かして、PMOに転職できることもあります。

自分の実力をより高く評価してくれる環境を求めている人や、挑戦意欲のある人に適した方法です。

SEからPMOを目指すなら転職がおすすめ

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PMOの平均年収は500万円ほどと高水準です。経験を積んでPMにステップアップすれば、年収750万〜800万円も十分に狙えます。どちらも業務の幅や責任が増す分、収入面でも大きなリターンが期待できる職種です。

現在SEとして働いている方で、より上流の仕事やマネジメントに興味があるなら、PMOへの転職を考えてみると良いでしょう。PMOはITプロジェクトの進行を支える役割であり、SEとしての現場経験は大きな強みになります。未経験から採用されるケースもあり、門戸は比較的広いといえます。

一歩踏み出せば、新しいキャリアの道が開けるかもしれません。PMOに少しでも興味をお持ちの方は、次に紹介する弊社の募集要項をぜひご覧ください。

NEWINGSではPMOとして一緒に働いていただける方を募集中!

NEWINGSでは、PMOやSEを募集中です。

SEの経験が浅い方が現場で活躍していたり、SEのみの経験からPMOへとキャリアアップしたりした方もいます。

ご興味のある方はぜひ一度、募集要項をご覧いただけますと幸いです。

募集要項一覧|NEWINGS株式会社