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顧客エンゲージメントとは?意味・重要性・向上施策を徹底解説

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更新日:2025/08/22

顧客エンゲージメントとは、企業と顧客の間に築かれる信頼関係のことです。顧客エンゲージメントはなぜ近年注目されているのか、強化することで得られるメリットや、今できる施策などを徹底的に解説します。

目次

  1. はじめに
  2. NEWINGSでは一緒に働く仲間を募集中です!
  3. この記事で言いたいこと
  4. 顧客エンゲージメントとは
  5. 顧客エンゲージメントのメリット4選
  6. 顧客エンゲージメントを高める施策5選
  7. これからのビジネスは顧客エンゲージメントが大事

はじめに

商品の価格や性能だけでは差別化が難しい昨今、企業にとって顧客とのつながりはこれまで以上に重要になってきています。そんなビジネススタイルで注目されているのが、顧客エンゲージメントです。

本記事では、顧客エンゲージメントの基本的な意味から企業が取り組むべき施策などについて解説します。顧客との関係を深めビジネスを成長させたいと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。

NEWINGSでは一緒に働く仲間を募集中です!

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NEWINGSでは、PMOマネジャーを含め、PMOやSEを募集中です。

SEの経験が浅い方が現場で活躍したり、SEのみの経験からPMOへとキャリアアップした方もいます。
ご興味のある方はぜひ一度、募集要項をご覧いただけますと幸いです。
募集要項一覧|NEWINGS株式会社

この記事で言いたいこと

⚫︎顧客エンゲージメントとは、顧客とのつながりを継続的に持ち、企業と顧客共に価値を生み出していくこと
⚫︎顧客エンゲージメントはLTV向上・ロイヤルティ強化・離脱防止に直結する
⚫︎顧客エンゲージメント向上のためのキーワードはパーソナライズ・共創・体験設計

顧客エンゲージメントとは

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顧客エンゲージメントとは、企業と顧客の間に築かれる継続的かつ双方向の信頼関係のことです。単に商品やサービスを購入してもらうだけではなく、企業に対して好意や共感を持ち、繰り返し関わりたいと思ってもらえる状態であるのが望ましいでしょう。

具体的には、ブランドのSNS投稿を日々チェックし、キャンペーンに自発的に参加したり、新製品が出るたびに店舗を訪れたりするような行動があると、顧客エンゲージメントが高いと言えます。

このように、顧客エンゲージメントとは一時的な購買意欲ではなく、「このブランドと関わっていたい」という感情に基づいた深い関係性を指します。

顧客満足・顧客ロイヤリティ・NPSとの違い

顧客エンゲージメントは、顧客満足、顧客ロイヤリティ、NPS(Net Promoter Score)などと混同されがちですが、それぞれ次のような違いがあります。

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顧客満足購入体験に対する満足度を表す一時的な指標。
エンゲージメントの土台とはなるものの、
満足=継続的関係とは限らない。
顧客ロイヤリティ特定のブランドを継続的に利用しようとする意志。
エンゲージメントの一部であり、習慣化された利用に近い。
NPS顧客がそのブランドを他人に薦める可能性をスコア化したもの。
エンゲージメントの結果としてスコアが高くなることが多い。

顧客エンゲージメントは、顧客満足、顧客ロイヤリティ、NPS(Net Promoter Score)などを包括する広い概念といえます。

顧客エンゲージメントのメリット4選

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企業が顧客エンゲージメントに注力する理由は、顧客満足では得られない中長期的な利益やブランド価値の向上を実現できるからです。顧客エンゲージメントが企業にもたらす主なメリットを4つ紹介します。

売上とLTV向上が期待できる

顧客エンゲージメントが高い顧客は、ブランドや企業に対する関与度が強く、サービスの継続的な利用や商品の再購入に結びつきやすい傾向にあります。その結果、1人の顧客が企業にもたらす総売上(LTV)が自然と高くなります。このように、エンゲージメントは1回の売上ではなく、長期的な売上をつくる力があるのです。

顧客ロイヤリティが強化できる

顧客エンゲージメントが深まると、顧客はブランドや企業に愛着や信頼を持つようになります。ブランドや企業に愛着や信頼を持つようになるとロイヤリティと呼ばれる心理的状態につながり、競合に簡単に流れない安定した顧客基盤の形成が可能になります。

顧客ロイヤリティが高いと、新たな製品やサービスにも良好な反応を示し、ブランドの成長を後押ししてくれます。さらに、ちょっとした不手際があってもすぐには見限らず、改善を期待して建設的なフィードバックをくれる場合もあります。

このように、顧客エンゲージメントは顧客をファン化するための土台となり、強固なロイヤリティを育てる力を持っています。

離脱率の低下とクレームの減少が期待出来る

エンゲージメントの低い顧客は、ちょっとした不満やライバル企業のキャンペーンで簡単に離脱してしまいます。しかし、企業との関係性が築かれていれば、不満があったという理由だけで離脱してしまうリスクを減らせます。

また、継続的なコミュニケーションや適切なフォローがあると、顧客は自分の意見や状況がきちんと理解されていると感じやすくなります。その結果、不信感やストレスがたまりにくくなり、クレームの発生率も下がる傾向にあります。

ブランド価値の向上と口コミ拡散効果がある

顧客との信頼関係が深まると、企業やブランドに対する応援や共感の気持ちが高まります。その結果、顧客は自発的にSNSやレビューサイトでブランドを紹介したり、友人に薦めたりするようになります。

このような顧客による自然な発信は、最強の無償広告です。企業からの一方的な宣伝よりもリアルな体験談として信頼されやすく、新たな顧客の獲得にもつながります。

顧客エンゲージメントを高める施策5選

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顧客エンゲージメントを高めるためには、顧客の行動や感情を理解し、企業とのつながりを感じられる体験を提供することが重要です。顧客エンゲージメントを高めるために実際のビジネス現場で取り組みやすく、効果がある施策を5つ紹介します。

パーソナライズされたコミュニケーションを心がける

顧客一人ひとりに寄り添ったパーソナライズされたコミュニケーションは、エンゲージメントを高めるにあたり最も重要な施策です。年齢、性別、購入履歴、閲覧履歴、行動パターンなどの個人情報に基づき、その人にとって最適な情報や提案を届けましょう。関心度と信頼度を一気に高められます。

マルチチャネルの活用

顧客との接点が多様化している現代において、エンゲージメントを高めるにはチャネルの一貫性と連携が必要不可欠です。メール、LINE、SNS、アプリ、Webサイト、実店舗など、さまざまなチャネルを活用し、連携の取れたコミュニケーションの展開を意識しましょう。

たとえば、オンラインで商品を閲覧した顧客に後日LINEでクーポンを配信し、実店舗での来店促進につなげるといった流れです。顧客の行動に合わせて最適なタイミングとチャネルで接触する仕組みを整えることが、関係性の深化につながります。

顧客の声を活かした商品・サービス改善

顧客の声を積極的に収集・活用することも、顧客エンゲージメント向上において非常に有効です。アンケート、レビュー、SNS投稿、カスタマーサポートへの問い合わせなど、顧客の声を直接聞ける方法はあります。改善のヒントがたくさん落ちているので、積極的に活用していきましょう。

寄せられた意見をもとに実際に機能を改善したことを報告するだけでも、「自分の意見が反映された」と感じてもらえ、顧客のロイヤリティは格段に高まります。

継続的な価値体験の提供

顧客との関係性を継続的に育てるためには、役立つ・楽しい・学びがあるなど価値を感じてもらえるようなコンテンツを提供し続けることが重要です。

コンテンツを配信するうえで大切なのは、単なる情報発信にとどまらず、ブランドの世界観や価値観が伝わる内容であることへの意識です。顧客がコンテンツを通じてブランドや企業に共感し、「自分もこのブランドの一部でいたい」と思うようになるのが重要です。

ロイヤリティプログラムの導入

ポイント制度や会員ランク、特典付きキャンペーンなどのロイヤリティプログラムも顧客エンゲージメント向上に有効です。「行動すればするほど得をする」「ブランドと関わること自体が楽しい」仕掛けをつくることで、顧客は自然とエンゲージメントを深めていくでしょう。

これからのビジネスは顧客エンゲージメントが大事

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顧客エンゲージメントは、単なる販売促進や顧客満足度の向上にとどまりません。企業と顧客が信頼関係を築き、共に価値を創造していくことこそが、その真骨頂です。競合で市場が飽和している現代において、価格や機能だけで選ばれるハードルは日々高まっています。そこで重要となるのが、人と人とのつながりです。
エンゲージメントの本質は、顧客と継続的につながり続けることにあります。短期的な成果にとらわれず、長期的な関係性を見据えて顧客と向き合う姿勢が、これからの時代には求められるでしょう。