コラム記事

その他

調整力を5つのスキルに分解!各スキルの高め方と調整の進め方

イメージ

更新日:2026/07/03

調整力とは、異なる意見や立場を持つ関係者の間で合意を導き出す力です。本記事では、調整力を構成する5つのスキルと高め方、実践的な調整の進め方をわかりやすく解説します。調整力を伸ばしてキャリアアップを目指したい方は必見です。

目次

  1. はじめに
  2. この記事で言いたいこと
  3. NEWINGSでは一緒に働く仲間を募集中です!
  4. 調整力とは
  5. 調整力が求められる場面
  6. 調整力を構成するスキルや資質と高め方
  7. 調整の進め方
  8. IT領域で調整力が重要な理由
  9. NEWINGSのPMOとして、あなたの調整力を活かしてみませんか?

はじめに

ビジネスの現場では、異なる意見や立場を持つ関係者の間に立ち、物事を前に進める力が求められる場面が数多くあります。そうした場面で発揮されるのが「調整力」です。

「意見がぶつかる場面でうまく立ち回れない」「交渉や調整が苦手で、いつも消耗してしまう」と感じている方も、少なくないのではないでしょうか。そんな中、調整力はチームやプロジェクトの成否を左右する重要なスキルとして、近年ますます注目されています。

本記事では、調整力を構成する5つのスキルとその高め方、そして実際の調整の進め方を4つのステップに分けて解説します。調整力を伸ばしてキャリアをさらに広げたいと考えている方は、ぜひ最後までお読みください。

この記事で言いたいこと

⚫︎調整力は、傾聴力・目的思考・アサーティブなコミュニケーションなど複数のスキルで構成される
⚫︎調整がうまくいくかどうかは、相手の目的を正確に理解し、双方が納得できる落としどころを見つける「プロセス」にかかっている
⚫︎大規模プロジェクトほど調整力の重要度は増し、スキルアップがキャリアアップにも直結する

NEWINGSでは一緒に働く仲間を募集中です!

イメージ

調整力とは

イメージ

調整力とは、異なる意見や利害を持つ複数の関係者の間に立ち、全員が納得できる合意点を導き出す力のことです。調整力が高い人は、相手の主張を丁寧に受け止めながら自分の意図も的確に伝えられるため、交渉の場や意見が対立する局面でも話し合いをスムーズに進められます。

調整力を発揮することで、プロジェクトや業務における関係者間の摩擦が減り、意思決定のスピードが上がるでしょう。また、各関係者が「自分の意見が尊重された」と感じられるため、チームや組織全体のエンゲージメント向上にもつながります。

現代のビジネス環境では、部署や企業の垣根を越えたプロジェクトが増え、多様な価値観・立場を持つ人々と協働する機会も珍しくありません。そうした環境で成果を出すためには、それぞれの思惑を1つの方向へまとめる調整力が欠かせません。組織の規模やポジションを問わず、調整力はビジネスパーソンの基礎的な能力として広く重視されています。

調整力が求められる場面

イメージ

調整力は、日常的なビジネスシーンのさまざまな場面で活きるスキルです。特に意見の対立や利害関係が生じやすい場面では、調整力の有無が結果を大きく左右します。

他部署やメンバーと意見・主張が異なるとき

社内で方針や優先順位をめぐる意見が割れた際に、調整力を持つ人は各メンバーの主張の背景にある目的を整理しながら、全員が納得できる落としどころを探ります。

一方的に結論を押しつけず、関係者全員の意見を引き出すプロセスを踏むことで、チーム内の対立が解消されるだけでなく、決定事項への当事者意識も高まるでしょう。

顧客と交渉するとき

顧客の要望が予算やスケジュールと折り合わない場面では、顧客の真の課題を丁寧にヒアリングしたうえで、実現可能な代替案を提示する形で調整力が発揮されます。

顧客の期待値と自社が提供できる範囲を正直にすり合わせることで、無理のない合意形成が実現し、長期的な信頼関係の構築にもつながります。

外部パートナーと連携するとき

異なる企業文化や商習慣を持つ外部パートナーと協業する場面では、双方の役割分担や進め方の認識をこまめにすり合わせることが大切です。

認識のズレを早い段階で解消する調整を重ねることで、トラブルの未然防止につながり、パートナーシップ全体の信頼性が高まります。

調整力を構成するスキルや資質と高め方

イメージ

調整力は、1つの能力ではなく複数のスキルや資質が組み合わさって発揮されるものです。ここでは、調整力を構成する5つのスキルと、それぞれの高め方を紹介します。

傾聴力

傾聴力とは、相手の話を表面的に聞くだけでなく、言葉の背景にある感情や意図まで理解しようとする力です。単に黙って聞くのではなく、相槌や質問を通じて「あなたの話をきちんと受け取っている」という姿勢を示し、自分の解釈が相手の意図とズレていないか確認しながら話を聞くことが大切です。

調整の場面では、相手が何を本当に求めているのかを正確に把握することが合意への第一歩です。傾聴力があることで、相手は「自分の意見が尊重された」「正しく理解してもらえた」と感じ、その後の話し合いがスムーズに進むでしょう。

傾聴力を高めるには、日常の会話で相手の話をさえぎらず最後まで聞くことを意識しましょう。また、「つまり〇〇ということですか?」と内容を言い換えて確認する癖をつけると、理解の精度が上がります。

リーダーシップ

リーダーシップとは、肩書きにかかわらず、関係者を目標に向けて動かす力のことです。調整の文脈では、強引に場を仕切るのではなく、関係者が同じ方向を向くよう働きかける推進力として機能します。

意見が対立する場面でリーダーシップを発揮することで、議論が停滞せず前に進み、関係者全員が納得した形で意思決定を進めやすくなります。

リーダーシップは、まず小さな場面で「自分が場をまとめる役割を担う」という意識を持つことで磨かれます。会議での進行役やプロジェクトの取りまとめ役を積極的に引き受けることが、実践的なトレーニングになるでしょう。

相手の立場に立って考える力

ここでいう「相手の立場に立って考える力」とは、自分とは異なる役割・背景・制約を持つ相手がどのような視点で物事を見ているかを想像する力です。いわゆる視座の切り替えができるかどうかが、調整力の深さに直結します。

調整の場面でこの力が働くと、相手の主張の裏にある事情や懸念が見えてきます。表面的な意見の対立ではなく、本質的な課題に対してアプローチできるようになるでしょう。

この力を磨くには、他者の意見を聞いたときに「この人はなぜそう考えるのか」を一度立ち止まって考える習慣が有効です。異なる職種や部署の人と対話する機会を意識的に増やすことも、視野を広げる手助けになります。

アサーティブなコミュニケーション力

アサーティブなコミュニケーション力とは、相手を尊重しながらも、自分の意見や要望を率直かつ適切に伝える力のことです。相手に遠慮して言いたいことを飲み込む「受け身」でも、自分の主張だけを押し通す「攻撃的」でもない、バランスの取れたコミュニケーションが求められます。

調整の場面では、自分側の立場や制約を相手に正確に伝えることが、現実的な合意点を見つけるうえで欠かせません。アサーティブな姿勢があることで、双方向の誠実なやり取りが生まれます。

アサーティブなコミュニケーションでは、「私は〇〇と考えています」という形で主語を自分に置いた表現(Iメッセージ)が重要です。日常生活の中でも「私は〜と思う」と意識して、Iメッセージを練習してみましょう。

目的思考で考える力

目的思考で考える力とは、目の前の手段や手順にとらわれず、「そもそも何のためにやるのか」という本来の目的を常に意識する力のことです。手段が目的化しがちな場面で、本質に立ち返る視点を持てるかどうかが重要です。

調整の場面では、意見が対立したときに「双方が共通して目指していること」に立ち返ることで、議論が感情的にならず建設的な方向へ向かいやすくなります。

目的思考を鍛えるには、業務や会議の冒頭で「この取り組みの目的は何か」を言語化する習慣をつけることが効果的です。慣れてくると、議論が脱線した際にも、自然に目的へ引き戻す発言ができるようになるでしょう。

調整の進め方

イメージ

調整をうまく進めるには、感覚や経験に頼るだけでなく、「うまく進めるためのステップ」を踏むことが大切です。ここでは、実際の調整場面で活用できる4つのステップを順に解説します。

1.相手の考えや目的を知る

まず、相手が何を求めているのか、なぜその主張をしているのかを丁寧にヒアリングします。質問を重ねながら、表面的な要望の背景にある本質的な目的や懸念を引き出すことが重要です。

相手の意図を正確に把握することで、的外れな提案を避けられるため、その後の交渉がスムーズに進みやすくなります。

2.自分の考えや目的を伝える

相手の話を十分に聞いたうえで、自分側の立場・目的・制約を率直かつ丁寧に伝えます。このとき、主張を押しつけるのではなく、「なぜそう考えるのか」という理由も合わせて説明することが大切です。

自分の意図を正直に伝えることで、相手との相互理解が深まり、双方が同じ情報をもとに話し合いを進められるでしょう。

3.落としどころを見つける

双方の目的や制約を整理したうえで、どこなら歩み寄れるかという観点から合意点を探ります。全員が100%満足する結論を目指すのではなく、許容できる現実的な着地点を見つけることを目標にしましょう。

この工程を丁寧に踏むことで、どちらか一方が我慢するような結論を避けられ、合意後の実行力も高まります。

4.合意が難しければトップダウンで調整する

当事者同士の話し合いだけでは合意に至らない場合は、上位の意思決定者に判断を委ねることを検討します。その際は、双方の主張と経緯を整理した情報を事前にまとめ、意思決定者が判断しやすい状態を整えましょう。

トップダウンでの調整に移行することで、膠着した状況を打開できるだけでなく、組織としての意思決定の一貫性も保たれます。

IT領域で調整力が重要な理由

IT領域の大規模プロジェクトでは、自社の開発チームだけでなく、クライアント企業や外部ベンダー、システムインテグレーターなど、異なる組織に属する多くの関係者が関わります。

関係者が増えるほど、目標の認識や役割分担のズレが生じやすくなります。調整力を持つ人材がいない場合、情報共有の漏れや責任の押しつけ合いが起きやすく、スケジュールの遅延や品質の低下といった深刻な問題につながりかねません。

一方、調整力のある人材がプロジェクトに加わることで、関係者間の認識をこまめにすり合わせながら問題の芽を早期に摘み取れます。複数の組織をまたぐ複雑なプロジェクトほど、調整力の有無が成否を分ける重要な要素になるでしょう。

NEWINGSのPMOとして、あなたの調整力を活かしてみませんか?

イメージ

調整力は、傾聴力やリーダーシップ、アサーティブなコミュニケーション力といった複数のスキルが組み合わさって発揮されるものです。特にIT領域の大規模プロジェクトでは、複数の組織をまたいだ関係者との調整が日常的に求められるため、エンジニアやPMOにとって欠かせない能力といえるでしょう。

調整力は、意識して実践を重ねることで着実に高められるスキルです。日常の業務や会話の中でも、傾聴を心がけ、目的に立ち返る習慣を積み重ねることが、調整力の向上につながります。

そうして磨いた調整力を、より大きな舞台で発揮したいと考えている方には、NEWINGSのPMOというポジションをぜひ検討していただきたいです。

NEWINGSは、大手金融機関や官公庁を主要クライアントとし、100億円規模を超える大規模システム開発プロジェクトのPMOを担うITプロフェッショナル集団です。在籍するPMO全員がSEとしての経験を持つため、現場を深く理解したうえで、クライアントやベンダーとの調整を行える環境が整っています。

「SEとしての経験を活かしてPMOにキャリアチェンジしたい」「上流工程でより大きな仕事に挑戦したい」という方にとって、NEWINGSは調整力を存分に発揮できるフィールドになるはずです。

\前職給与保証、年間休日120日など待遇面も充実!/
▶ NEWINGSの募集要項を見てみる