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ITエンジニアのキャリアパスとは?おすすめの5つのキャリアコース
更新日:2024/11/08
ITエンジニアにとってキャリアパスが重要な理由と、おすすめのキャリアコースを紹介します。
凄まじいスピードで変化する社会の中でITエンジニアが生き残っていくにはどうすれば良いのか、どんなスキルが必要なのかを解説します。
目次
ITエンジニアにとってキャリアパスが重要な理由
ITエンジニアにとって、キャリアパスを明確に意識することは重要です。キャリアパスを意識することで、目標や方向性を定め、必要なスキルや経験を効率よく積み重ねていけます。
IT業界では技術の進歩が非常に速く、新しい技術やサービスが次々と登場します。もし、現状維持に甘んじていれば、人材としての市場価値が下がってしまうでしょう。変化の激しいIT業界で生き残っていくためには、常に自分のスキルをアップデートし、市場価値を高める必要があります。
また、キャリアパスを明確にすることで、自分の市場価値を把握し、キャリアの方向性を定められます。たとえば、将来的にAIエンジニアを目指したい場合、機械学習やディープラーニングなどのスキルが必要です。必要なスキルが明確になれば、それを習得するための計画も立てやすくなります。
ITエンジニアのキャリアパスは多岐にわたります。専門性を深めてスペシャリストを目指す道もあれば、マネジメントスキルを身につけて管理職を目指す道もあります。近年では、ITコンサルタントや品質保証など、ITスキルを活かした新しいキャリアも生まれています。
最近では、企業側もキャリアパスを重視する傾向にあることもキャリアパスが重要といえる理由の一つです。キャリアパスが明確な人材はハッキリとした目標があるため、モチベーションも高いです。入社後も新しいスキルを身に着け、活躍することが期待されるため、企業にとって魅力的な人材といえるでしょう。
ITエンジニアにとってキャリアパスを意識することは、自分の成長につながるだけでなく、転職活動を有利に進めるためにも欠かせません。
ITエンジニアのキャリアパスおすすめのコース5選
ITエンジニアのキャリアパスは多岐にわたり、さまざまな選択肢があります。
ここでは、おすすめのキャリアパスを5つ紹介します。スキルアップを目指した転職、キャリアチェンジ、そして起業など、それぞれの選択肢について詳しく解説していきます。
ITエンジニアとしてキャリアを積むためのスキルアップ転職
スキルアップ転職とは、現在のスキルや経験を活かしながら、より高いレベルの技術や知識を身につけることを目的とした転職です。
たとえば、プログラミングスキルを向上させてより高度な開発に携わったり、プロジェクトマネジメントスキルを身につけてリーダーの役割を担ったりするなどです。自分はどのような人材になりたいのか、どんな働き方がしたいのかを明確にし、方向性に応じたキャリアアップを目指します。
スキルアップ転職のメリットは、人材としての市場価値を高め、より良い待遇や条件で働けることです。また、新しい技術や知識を身につけたり、異なる企業文化や開発環境を経験したりすることで、エンジニアとしてさらに成長できます。視野が広がり、自分らしいキャリアや働き方も見えてくるでしょう。
スキルアップ転職で大切なのは、自分のスキルセットと、目標達成のために必要なスキルを明確にすることです。たとえば、Webアプリケーション開発のスキルアップを目指すなら、JavaやPythonなどのプログラミング言語の習得に加え、フレームワークやデータベースに関する知識も必要となります。
自分のスキルや経験を客観的に評価し、現状と理想とのギャップを把握したうえで、適切な企業やポジションを選びましょう。転職エージェントやキャリアコンサルタントに相談するのもいいでしょう。客観的なアドバイスを受けられます。
PMOにキャリアチェンジ転職
PMO(Project Management Office)とは、プロジェクトの成功を支援するための組織や役割のことです。プロジェクトマネージャー(PM)のサポートやプロジェクト全体の進捗管理、品質管理、リスク管理などを担当します。
PMOにキャリアチェンジするメリットは、プロジェクトを俯瞰できることです。個々の開発業務から一歩引いた視点を持つことで、プロジェクトマネジメントスキルを向上させられます。また、PMOは企業の経営戦略にも関わる重要な役割を担うため、キャリアの幅を広げられます。
PMOに必要なスキルは、プロジェクトマネジメントの知識や経験に加え、コミュニケーション能力、調整力、問題解決能力などです。関係部署との調整やコミュニケーションを円滑に行うためのスキルは、特に重要です。ITエンジニアとしての経験は、プロジェクトの進捗状況や課題を理解するうえで役立ちます。
PMOにキャリアチェンジする際は、企業によってPMOの役割や求められるスキルが異なることに気を付けましょう。転職活動を行う際は、企業の求める人物像やPMOの役割をしっかりと理解することが重要です。また、PMOはプロジェクトの成功に責任を持つ役割であるため、プレッシャーに強いことも求められます。
品質保証にキャリアチェンジ転職
品質保証とは、開発するソフトウェアやシステムがユーザーの要求を満たし、期待通りの品質で動作することを保証する仕事です。テストの計画作成と実施、バグの報告、品質改善の提案などを行います。
品質保証にキャリアチェンジするメリットは、開発プロセス全体に関われることです。要件定義から設計、開発、テスト、リリースまで、すべての工程に関わることで、ソフトウェア開発の全体像を把握できます。
品質保証に必要なスキルは、ソフトウェア開発に関する基礎知識、テスト技法、品質管理に関する知識などです。ITエンジニアとしての経験は、システムの構造や動作原理を理解するうえで役立ちます。また、バグを発見するための分析力や、開発チームにわかりやすくバグを報告するためのコミュニケーション能力も重要です。
品質保証にキャリアチェンジする際の注意点として、開発の遅延やトラブルの影響を受けやすいことが挙げられます。品質保証は開発の後工程に携わるためです。状況の変化に柔軟に対応しなければなりません。
データサイエンティストにキャリアチェンジ転職
データサイエンティストとは、大量のデータからビジネスに役立つ知見を導き出す仕事です。データの収集、加工、分析、そして分析結果に基づいた課題解決や意思決定の支援などを行います。
データサイエンティストにキャリアチェンジするメリットは、データ分析を通して、ビジネスに直接貢献できることです。企業の課題解決や意思決定の支援などを行うため、ビジネスに関する知見や、経営者としての視点を持つことが大切です。業務を通してこれらのスキルを向上させられるため、起業や経営層へのキャリアアップを目指す人にもおすすめのキャリアパスです。
データサイエンティストに必要なスキルは、統計学、機械学習、プログラミング、データ可視化などです。ビジネスに関する知識やコミュニケーション能力も必要となります。ITエンジニアは、プログラミングやデータ処理の基礎知識を習得している点で有利です。
データサイエンティストにキャリアチェンジする際の注意点として、データ分析の専門知識やスキルを習得する必要があることが挙げられます。関連書籍を読んだり、オンライン講座を受講したりするなど、継続的な学習が必要です。また、データ分析はビジネス課題と結びつけて初めて意味を持つため、ビジネス理解を深める努力も欠かせません。
スキルは十分あるもしくは事業構想があるなら起業
起業とは、自らのアイデアや技術を活かして、新しい事業を立ち上げることです。ITエンジニアにとって、自分のスキルや経験を活かしたサービスやプロダクトを開発し、独立する道も選択肢のひとつとなります。
起業のメリットは自分の裁量で仕事を進められること、そして成功した場合には大きなリターンを得られることです。自分のアイデアを形にし、社会にインパクトを与えられるため、やりがいはあります。フリーランスとして独立するのであれば、時間や場所にとらわれずに、自由度の高い働き方ができます。
起業に必要なスキルは、ITエンジニアとしての技術力に加えて、市場を理解しビジネスをプランニングする能力、マーケティングスキル、資金調達能力など、多岐にわたります。事業を成功させるためには、逆境が続いても耐え抜く力、一度挫けてしまっても再び立ち上がる力など、メンタル面も重要です。
起業する際の注意点は、事業を軌道に乗せるまでには時間と労力、そして資金が必要なことです。起業すれば経営者として、さまざまなリスクを負うことになります。起業前に事業計画をしっかりと練り、資金調達やリスク対策などを十分に行うことが大切です。
ITエンジニアにPMOをおすすめしたい理由
ITエンジニアのキャリアパスとして、PMOは近年注目されています。
ここでは、ITエンジニアにPMOをおすすめする理由を、給与水準、希少価値、需要の観点から解説していきます。
給与水準が高い
PMOは、ITエンジニアのなかでも比較的高収入な職種です。その理由は、プロジェクトの成功に直接的に関わる重要な役割を担っている点、技術力だけでなくコミュニケーション力やマネジメントスキルなどの広範なスキルが求められる点にあります。
PMOの平均年収は経験やスキル、勤務する企業によって異なりますが、一般的には600万円~900万円程度といわれています。フリーランスの場合、1,000万円を超える高収入を得ているPMOもいます。ただし、フリーランスには営業力が求められるため、一般的な正社員の収入を下回ることもあります。
このように、ITエンジニアからPMOにキャリアチェンジすることで、年収アップを目指せるでしょう。
希少価値が高い
PMOは幅広いスキルが求められる職種です。ITエンジニアとしてのスキルに加え、プロジェクトマネジメントの知識や経験、コミュニケーション能力などが求められます。これらのスキルを兼ね備えた人材は希少であり、企業から高く評価されます。
ITエンジニアには技術力に自信があっても、プロジェクトマネジメントやコミュニケーションに苦手意識を持つ人も少なくありません。ITエンジニアとしての経験を活かしながら、PMOに必要なスキルを習得することで、希少価値の高い人材へと成長できます。
PMOにキャリアチェンジし、広範なスキルを磨いていくことで、企業にとって替えのきかない人材になれるでしょう。
需要が増加傾向
近年のIT化の加速を受け、システム開発プロジェクトの規模や複雑さは増しています。そのため、プロジェクトを効率的に進め、成功に導くためのPMOの重要性が高まっています。
従来PMOは、大規模なプロジェクトに導入される職種でした。小規模プロジェクトではマネジメントの予算がカットされ、PMだけで案件を回すこともあります。
しかし、このような案件ではPMがプレイングマネージャーになってしまい、管理やレビューに十分な時間が取れないことも少なくありません。このような反省から、中小規模のプロジェクトでもPMOを導入することが増えたのでしょう。
PMOの需要増加に伴い、PMOの求人数も増加傾向にあります。転職サイトや転職エージェントでも、PMOの求人を多く見かけるようになりました。
NEWINGSではPMOとして一緒に働いていただける方を募集中!
NEWINGSでは、PMOマネジャーを含め、PMOやSEを募集中です。
SEの経験が浅い方が現場で活躍したり、SEのみの経験からPMOへとキャリアアップした方もいます。
ご興味のある方はぜひ一度、募集要項をご覧いただけますと幸いです。
募集要項一覧|NEWINGS株式会社
この記事の監修
NEWINGS株式会社
所在地:東京都中央区築地3丁目1番12号 フィル・パーク TOKYO GINZA Shintomi Lab. 7階
設立:2015年2月6日
電話:03-6274-8725
HP:https://new-ings.co.jp/
2015年に創業してから、PMO支援やシステムコンサルティング、システム開発支援など幅広いIT事業を手掛けています。特にPMO支援には注力しており、開発経験を持ったPMOがPMのサポート役として業務支援やマネジメントを行っています。今までの経験を活かし、同じくIT業界で働く人に役立つ情報を発信しています。