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官公庁の情報管理システムの開発・運用プロジェクト

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更新日:2025/01/24

NEWINGSが支援してきたプロジェクトについて詳しくご紹介していきます!
Part6は「官公庁の情報管理システムの開発・運用」についてです。

顧客の課題と依頼の経緯

官公庁のシステム開発・運用プロジェクトに、弊社はベンダーの下でシステムの開発と運用を担当しています。このシステムは省庁が管理する蓄積されたデータや実際に運用されているデータを集計し、国民に公表するためのものです。年に一度、制度改正によるシステムの改修、5年に一度のシステム基盤の刷新があります。

NEWINGSがこのプロジェクトに参画したのは、開発途中の段階でした。日本人だけでなく、中国人や韓国人などのメンバーも開発に携わっており、複数会社が絡む大規模チームで進められていました。国の文化や言語の違いが壁となり、システムの設計が要件と異なっていたり、思った通りに動かなかったりと、テスト段階の品質は低いものでした。

このような状態からクライアントからベンダーへの信頼が低い状態でした。クライアントの意向としては、多くの会社や人が関わることで品質が保てなくなったと感じており、信頼できる会社に集約していきたいという考えがありました。

NEWINGSのアプローチ

NEWINGSはPMOとしてプロジェクトに参画することが多いですが、このプロジェクトでは、システムの開発として参画しました。その後、システムの運用も任せていただけるようになり、ディレクションを担当するようになりました。

当初は一開発要員としてプロジェクトに参画したため、信用も何も全くない状態でした。
本プロジェクトのリーダーは、信頼獲得のために、ベンダーやクライアントと積極的にコミュニケーションを取りました。例えば、ベンダーの代わりに資料を作ってクライアントに説明をしたり、システムがどうあるべきかをクライアントと一緒に煮詰めていったりといったことに注力しました。

プロジェクトリーダーは当時を振り返って「エンジニアは、お客さまに説明をしたり、説得をして導くといったことができる人は少ない。だからこそ、情報を整理してわかりやすく伝える人というポジションを取ることで、クライアントやベンダーからの信頼獲得ができたのではないか」と語ります。

成功のポイント

ベンダーが下請けを絞っていく中、NEWINGSは現在もこの案件に携わっています。弊社が生き残れた要因の中でも大きいと考えるのは、プロジェクトリーダーによるクライアントへの積極的なアプローチだったと考えます。

リーダーはもともとエンジニアとして活躍しており、さまざまなプロジェクトの上流から下流までに携わってきた人材です。プロジェクト開発への理解が深く、現場の実情を踏まえ、ベンダーやクライアントとコミュニケーションが取れました。

現場を理解しているということは、ディレクションを担当するうえで強い武器になると考えています。現場のメンバーを動かすためにも、ベンダーやクライアントを説得するうえでも、現場を理解することは欠かせないと思います。現場とクライアントの架け橋になることを意識し、積極的なコミュニケーションを取ったことで、本プロジェクトは2025年1月現在も継続しています。

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NEWINGSではPMOとして一緒に働いていただける方を募集中!

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NEWINGSではPMOマネジャーを含め、PMOやSEとして一緒に働いていただける方を募集中!

SEの経験が浅い方が現場で活躍したり、SEのみの経験からPMOへとキャリアアップした方もいます。

これだけ大きなプロジェクトで能力を発揮したい方や、ご興味のある方はぜひ採用記事もお読みください!
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この記事の監修

NEWINGS株式会社
所在地:東京都中央区築地3丁目1番12号 フィル・パーク TOKYO GINZA Shintomi Lab. 7階
設立:2015年2月6日
電話:03-6274-8725
HP:https://new-ings.co.jp/

2015年に創業してから、PMO支援やシステムコンサルティング、システム開発支援など幅広いIT事業を手掛けています。特にPMO支援には注力しており、開発経験を持ったPMOがPMのサポート役として業務支援やマネジメントを行っています。今までの経験を活かし、同じくIT業界で働く人に役立つ情報を発信しています。