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地方銀行の勘定系システム刷新プロジェクト
更新日:2024/12/23
NEWINGSが支援してきたプロジェクトについて詳しくご紹介していきます!
Part4は「地方銀行の勘定系システム刷新プロジェクト」についてです。
顧客の課題と依頼の経緯
さまざまな業界で、DX推進や業務の効率化が求められていますが、銀行業界も例に漏れず変革を急がないといけないときにきています。
本プロジェクトは銀行システムの刷新を推し進めるべく、立ち上がりました。地方銀行の勘定系システムをクラウド型にし、刷新しようというものです。
このシステムは10の地方銀行に展開するもので、その最初の一行で使うシステムの開発に携わりました。
NEWINGSのアプローチ
このプロジェクトで、弊社はデータ移行とテスト推進を担当しました。弊社はPMOのポジションでプロジェクトに参画することが多いですが、今回は純粋なPMOではなく、その周りの業務を担当した形です。
特にデータ移行には苦労しました。システム刷新では、避けて通れないのがデータ移行です。今回のプロジェクトは銀行のシステムということで、データ量が膨大なことから、時間がかかるだけでなく、データに損傷や紛失があってはならないため、慎重に実施する必要がありました。バックアップを取りながら、何度もリハーサルを重ね、本番に臨みました。
このプロジェクトは期間が3年間、規模感が先行投資も含めて約100億円クラス。システムの移行期間はなく、決められた日にシステムを移行するため、スケジュールは死守しなければなりませんでした。
弊社がこのプロジェクトに参画したのは途中段階でした。データ移行やテストの推進役はすでにいましたが成果があまり芳しくなく、弊社に声がかかりました。
立て直しの役割を担うため、失敗できないという状況下で、信頼関係の構築から始めなければならず責任は大きいものでした。
成功のポイント
プロジェクトがもともと遅延していたこと、弊社が途中から参画していたこともあり、スケジュールには余裕がありませんでした。スケジュールは死守しなければならず、優先順位をつけながらプロジェクトを進めていったわけですが、この優先順位付けは弊社ではなくベンダーが行っていました。
弊社はベンダーの指示に従い対応・実行をする役割で、ベンダーの意向を汲み取りながら柔軟に対応する必要があり、これができるメンバーを中心に固めていたのが成功のポイントだったと感じています。このプロジェクトに配置したのは、元エンジニアのPMO、テストやデータ移行の推進役の経験があるメンバーが中心でした。
私たちとベンダー側で考え方が違うことも多々あり、「これで進んで本当にいいのか?」と感じることもありましたが、ベンダーにはベンダーの考えがあります。
PMOや推進役の経験があるメンバーを中心に配置したことで、ベンダーの考えを汲み取り、柔軟に立ち回れたのではないかと考えます。
地方銀行の中には30年以上前に作られたシステムを使い続けているところもあり、非常に閉鎖的なシステムになっており、社会からも指摘がされています。
社会的にこのような課題がある中で、次世代的な勘定系システムの開発に携わったということは、社会貢献性も高かったのではないかと考えています。
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この記事の監修
NEWINGS株式会社
所在地:東京都中央区築地3丁目1番12号 フィル・パーク TOKYO GINZA Shintomi Lab. 7階
設立:2015年2月6日
電話:03-6274-8725
HP:https://new-ings.co.jp/
2015年に創業してから、PMO支援やシステムコンサルティング、システム開発支援など幅広いIT事業を手掛けています。特にPMO支援には注力しており、開発経験を持ったPMOがPMのサポート役として業務支援やマネジメントを行っています。今までの経験を活かし、同じくIT業界で働く人に役立つ情報を発信しています。